在学生の声

大学院総合理工学研究科の、ここがすごい。
知の創造を通して社会に貢献。

メカニックス系工学専攻

学部時代の経験を生かすため
設備の充実した近畿大学大学院へ進学

将来設計職に就くために必要な専門性を高め、学部時代の研究を深めることができると思い大学院に進学しました。内部進学を選択したのは、学部時代の経験を生かすことができ、より高度な学問的追究が可能になると感じたからです。また、近畿大学の研究設備の充実と、専門知識を持つ教員による緊密な指導は、私の学術的な成長にとって最適な環境を提供してくれると考えました。
今行っている研究は、都市内の建物の形状と高さから風速分布を推定する機械学習モデルを開発することです。この研究では、畳み込みニューラルネットワークを使用し、都市の建物の平面形状と高さのデータを基に、風速分布を効率的に予測します。この手法は従来の風洞実験や数値シミュレーションに比べ、時間とコストが削減できるというメリットがあります。
この研究の意義は、都市計画や建築設計において重要な役割を果たす風速の予測を、より迅速かつ正確に行えることにあります。特に、モデルの予測精度が向上した時の喜びは計り知れません。自分の研究が実世界の問題解決に貢献している具体的な証拠であり、都市計画における新しい可能性を示しているからです。
今後の目標は、現在の機械学習モデルの精度を向上させ、異なる都市の風環境に対する予測能力を高めることです。長期的にはこの研究を拡張し、より広範囲の都市環境に適用可能な汎用モデルを開発したいと考えています。最終的には、この技術を都市計画や災害リスク管理に応用し、社会的な影響を生み出すことをめざしています。

難波 拓人さん
大学院 総合理工学研究科
メカニックス系工学専攻[博士前期課程 1年]
福岡県立筑紫丘高校出身

難波 拓人 さん

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