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2019年6月17日(月)、18日(火)「Worn Wear College Tour@Patagonia × Kindai Fashion Truth」を開催

2019.06.12

2019年6月17日(月)、18日(火)にアカデミックシアター1階実学ホールおよびエントランス周辺にて「Worn Wear College Tour@Patagonia × Kindai Fashion Truth」を開催しました。社会連携推進プロジェクトに参加する学生団体LWW(Live With Wear)はPatagonia と連携し、環境汚染、途上国の女性搾取などファッションが引き起こす問題、消費者の知らない真実を伝えること、持続可能な開発目標(SDGs)への意識向上を目的として企画・運営に取り組みました。
Patagoniaの企画は、「新品よりもずっといい」をテーマにWorn Wear Car(リペアカー)がやってきて、ウェアの修理(無料)やセルフリペアの方法をレクチャーする体験プログラムであり、大変好評でした。ほかにも環境負荷や食物連鎖を考慮した食品「パタゴニア プロビジョン」の試食の提供もあり大盛況でした。
(Patagonia企画)


[Worn Wear Car(リペアカー)・パタゴニア プロビジョン試食]

学生企画として、6月17日(月)は、学内ダンスサークルKitのダンスショーやレザークラフト体験、Youtuberハズム氏を迎え、「ファッションの経年変化の楽しみ方」についてトークショーを実施しました。6月18日(火)は、Patagonia環境・社会部門ディレクター佐藤氏の講演・ディスカッションで「責任ある消費」について考えました。続いて株式会社ヤギによる講演では繊維商社とSDGsへの取り組みについて討論が行われました。両日ともにブースではLWW、Patagonia、ヤギによるブース展示や東ティモールコーヒーの自然栽培コーヒーの試飲・販売等が展開されました。二日間のイベント全体で合計1730人の学生が訪れました。イベントを通して企画・運営したLWWの学生たちが、ファストファッションが引き起こす問題として大量生産、大量廃棄による環境破壊、発展途上国における繊維工場では未処理で化学物質が河川へ汚染水が放流されることによる環境汚染や長時間労働・低賃金の問題による労働搾取(女性搾取)等の問題が明らかになり、ディスカッションの場では様々な意見が飛び交い問題意識を持ってもらうことができたと話してくれました。持続可能な世界を守るためにも身近であるファッション問題の背景をしっかりと認識し、「服と共に生きる」をスローガンに服をもっと大切にしてもらうために活動を推進していくという思いがあります。また、学内でも、衣類の問題に関する取り組みに関心のある学生が見られ、LWWの参加人数も増え、今回のイベントで問題意識を持ち行動できたとも話してくれました。次回はアパレル産業の諸問題の認識がない学生の層をターゲットにイベントを考案し、アプローチ方法等の課題はありますが模索しながら実施に向け取り組みを継続していくようです。
(学生企画Fashion Truth )


(レザークラフト体験・Youtuberハズム氏トークショー・Patagonia環境・社会部門ディレクター佐藤氏の講演)

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