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【学生の皆さんへ】ワクチン接種に向けた学長メッセージ

2021.06.18

学生の皆さんへ
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近畿大学 学長
細井 美彦

近畿大学では、令和3年(2021年)6月21日から東大阪キャンパスにおいて、新型コロナウイルスワクチンの職域接種を開始します。感染拡大の早期終息をめざす政府の方針に協力し、地域自治体の負担を軽減して、国民全体のワクチン接種の加速化に貢献するために実施するものですが、あくまでも接種は希望者による申込制であり、強制するものではありません。また、接種を受けない人に対する差別的行為は決して許されるものではありません。

新型コロナウイルス感染症によって、世界はこれまでの日常を失い、本学のキャンパスからも学生のにぎやかな声が消えました。ワクチン接種は、我々が失った日常を取り戻し、安心・安全なキャンパスライフを送るための一助となるものです。学生の皆さんにとってはワクチン接種のよい機会ですので、しっかりと考えてこのチャンスを生かしてください。そうすることが、皆さん一人ひとりの感染予防となり、また感染拡大の早期終息にも繋がります。

ワクチンの職域接種は、医療従事者や国の担当者をはじめとする多数の方々の協力が必要不可欠であり、実現は決して簡単なことではありませんでした。しかし、多数の学生を擁する総合大学として社会的責任を果たすために、医学部、薬学部、2つの病院、メディカルサポートセンター、そして担当職員が一丸となって早期の実施を可能としました。全国の大学に先駆けて安心してワクチン接種を受けられる環境を整えることができたのも、そうした人たちの尽力あってのことですが、何よりコロナ禍で制限されていたキャンパスライフや課外活動、留学などを早期に再開したいという教職員の強い想いの表れでもあります。

ワクチン接種を完了したからといって、新型コロナウイルスへの警戒を解くことがないようにしてください。他の国民の方々より先行してワクチンを接種できる意味をよく考え、パンデミックが沈静化するまでは行動規範を守り、人に愛され、信頼され、尊敬される近畿大学の学生として、責任ある生活を送ってください。学生の皆さんがキャンパスに戻り、学習や研究、課外活動などに取り組んでいただけるよう、大学としても最善を尽くしていきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症の早期終息に向けて、協力をお願いします。