重要なお知らせ

【緊急】ランサムウェア被害の多発を踏まえた情報セキュリティ対策について

2026.10.09

学生の皆さんへ

学長 松村 到

インターネットや大学の各種システムは、これからの社会で皆さんが学び、働き、新しい価値を生み出していくうえで、もはや欠かせない基盤となっています。
本学では、皆さんがこれらのシステムを安全に使えるよう、サイバー空間の脅威から身を守る正しい知識と対策を身につけてほしいと考え、改めて情報セキュリティの重要性をお伝えします。
現在、全国の大学を対象としたランサムウェア(身代金要求型ウイルス)による被害が多発しています。ランサムウェアに感染すると、パソコンやサーバ内のデータが暗号化されて使えなくなるだけでなく、個人情報などの流出や、授業・試験・就職活動の支援など、大学の活動全体が長期間止まるおそれがあります。このような脅威は決して対岸の火事ではなく、本学の学生の皆さんも例外ではありません。
手口は年々巧妙化しており、その多くは、スマートフォンやパソコンに届いた一通のメールや、使い回されたパスワードが入口となっています。日々の学生生活や学習・研究活動において、以下の5つの基本的な対策を徹底し、安全にシステムを利用してください。


1. 不審なメールの添付ファイルは絶対に開かない
大学や学部の事務室、教員、就職活動で関わる企業などを装った、巧妙な偽メールがあります。メールの添付ファイル(Word、Excel、PDF、圧縮ファイル等)を開くと、スマートフォンやパソコンがウイルスに感染するおそれがあります。「送信元のメールアドレスは本当に正しいか」「文面に不自然な点はないか」を必ず自分の目で確認し、少しでも不審な場合や心当たりのない添付ファイルは、絶対に開かないでください。

2. 不審なメールのURLは絶対に開かない
メールやSMS(ショートメッセージ)に書かれたURLから、本物そっくりの偽のログインページに誘導し、IDやパスワードを盗み取る手口(フィッシング)が増えています。「アカウントが停止されます」「至急ご確認ください」など、慌てさせる文面にも注意が必要です。心当たりのないメール等のURLは絶対にクリックしないでください。ログインが必要なときは、メール内のリンクではなく、ブックマークや大学の公式サイトからアクセスしてください。

3.パスワードの使い回しは厳禁(本学のパスワードの至急変更)
他のサービスから流出したIDとパスワードの組み合わせが、不正ログインに悪用されています。次のことを必ず守ってください。
(1) パスワードを、友人も含めて他人に教えないこと。
(2) 自分の名前や生年月日など、推測されやすいパスワードを使わないこと。
(3) KINDAI IDなど本学のシステムで使っているパスワードを、SNS、ゲーム、ショッピングサイトなど他のサービスで使い回さないこと。
特に、本学のシステムと同じパスワードを他のサービスでも使っている可能性がある人は、今すぐ、本学のパスワードを、長くて推測されにくいものに変更してください。

4.2段階認証を確認する(KINDAI ID以外のアカウントも含む)
万が一パスワードが漏れても、2段階認証や生体認証を設定していれば、不正ログインを防ぐことができます。次の2点を確認してください。
(1) KINDAI IDの2段階認証が設定されているか、今一度確認してください。未設定の人は、直ちに設定するようお願いいたします。
(2) KINDAI ID以外のアカウントも、あらためて確認してください。SNSや就職活動で使うサイト、ゼミやサークルなどで共有しているアカウントも含みます。2段階認証に対応しているのに未設定のものは、直ちに設定するようお願いいたします。ゼミやサークルなどで共有しているアカウントは、管理する人を決め、パスワードの管理と2段階認証の設定を、責任を持って行ってください。
※自分がログインしていないのに、スマートフォンに「ログインを許可しますか?」という通知や、2段階認証の確認コードが届いた場合は、誰かが不正にログインしようとしているサインです。決して「許可」を押さず、すぐにパスワードを変更し、自分が所属する学部の学生センターに相談してください。

5.少しでも不審に感じたら、すぐに所属学部の学生センターへ相談する
「大丈夫だろう」と自分だけで判断せず、「ファイルを開いてしまったかもしれない」「URLをクリックしてしまった」「IDやパスワードを入力してしまった」など、少しでも不安に感じたら、一人で抱え込まず、まずは自分が所属する学部の学生センターに相談してください。メールを受け取っただけの段階でも構いません。早期にご相談いただければ、被害の拡大を防ぐことができます。
また、パソコンやスマートフォンの動作がおかしいときは、すぐにWi-Fiやネットワークから切り離したうえで、相談してください。

6.相談先・お問い合わせ先
各自が所属する学部の学生センターに、問い合わせ・相談してください。


あわせて、パソコンやスマートフォンのOSは常に最新の状態にアップデートし、ウイルス対策機能は無効にしないようにしましょう。
セキュリティ対策ソフトやシステムが、すべての脅威を完璧に防げるわけではありません。大切なのは、システムに安全を任せきりにするのではなく、「このメールは本当に安全か」「このリンクを開いてよいか」と、自分で問い続けることです。
だからこそ、皆さんにはサイバー攻撃の被害者になるのではなく、情報セキュリティの重要性を正しく理解し、安全にITを使いこなして自分自身の可能性を広げる「新しい社会の担い手」になってほしいと考えています。
皆さんが安心・安全な情報環境のもとでシステムを最大限に活用し、これまでになかった発想や挑戦につなげてくれることを大いに期待しています。

以上