令和5年（2023年）10月5日（木）午前1時45分頃、近畿大学体育会剣道部にて、部員同士による会食後に、1名がくも膜下出血で救急搬送され、10月16日（月）に亡くなるという事案が発生しました。また、別の１名が傷害容疑で逮捕、勾留されています。

大学として調査チームを立ち上げ、一緒にいた部員らに聞き取りを行ったところ、2人は仲の良い友人同士で、ふざけ合いがエスカレートして喧嘩のような状態になったとみられますが、事案の詳細や、勾留されている部員による行為と死亡との因果関係などはわかっておらず、現在も警察が捜査中です。
亡くなられた学生のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族には心より哀悼の意を表します。大学としても、前途ある学生の尊い命が失われたことに、大変心を痛めております。引き続き警察の捜査に全面的に協力するとともに、誠意を持って対応してまいります。
また、両名は20歳以上ですが、一緒に食事をしていた部員の中に20歳未満で飲酒をしていた者がいたことも明らかになっています。
関係者や、応援してくださっている皆様の信頼を裏切り、ご迷惑、ご心配をおかけすることを、心からお詫び申し上げます。

本学では、平成29年（2017年）に学生が飲酒による事故で亡くなっており、再発防止のため、飲酒マナーの徹底に向けてさまざまな取り組みを行ってまいりました。しかしながら、このような事案が発生してしまったことを重く受け止め、本件に関連する事実の究明に努めるとともに、改めて再発防止に取り組んでまいります。

令和5年10月18日
近畿大学