重要なお知らせ

医学部法医学教室における経費不正使用に関する最終報告について

2023.03.15

本学医学部法医学教室における経費不正使用および大阪府警察本部からの依頼で実施した司法解剖検査料の虚偽申告及び過大請求について、令和3年8月に行った中間報告以降、調査委員会においてさらなる調査を進めて参りました。この度、すべての調査を終えましたので、最終の調査結果と今後の方針をご報告いたします。詳細は、添付の最終報告書をご覧ください。

中間報告以降、司法解剖における過大請求について、大阪府警察本部と本学でそれぞれの調査結果を相互に確認し、改めて不正の件数や過大請求額を精査しました。過大請求額が確定したことを受け、大阪府警察本部からの返還請求に基づき、今年度内に返還を行う所存です。

本事案が発覚して以降、本学医学部では司法解剖の受託を中止しています。その間、本学で受託していた南大阪地域を中心とする19警察署の司法解剖は、他の解剖嘱託先に振り分けて実施されている状況にあります。この度、大阪府警察本部に対して過大請求金の返還の目処が立ったこと、法医学教室の体制を改めるなど再発防止策が講じられたこと、大阪府警察本部より司法解剖再開に向けた体制構築検討の申し入れがあったこと、以上3点を勘案し、司法解剖の受託再開が調査委員会で了承されました。つきましては、令和5年6月の再開に向け、学内の手続き等を進めてまいります。

今後、二度と同じことを繰り返さず、南大阪エリアの中核病院として大学病院の使命を果たし、地域医療・教育に広く貢献し、信頼回復に努めてまいります。


近畿大学医学部法医学教室における経費の不正使用事案に関する最終報告