教員紹介

矢内原 美邦

矢内原 美邦
教授
所属 文芸学部 芸術学科舞台芸術専攻
学位 学士
専門 現代演劇の劇作と演出、現代舞踊の振付・演出
コメント 舞台芸術は心の豊かさをはぐくみ、また新たな価値を創造し、次代を担う若者に豊かな創造性や感性を育て、日本、世界の文化芸術の発展に貢献するとともに、人々が共に生きる絆と社会基盤形成を目指す。
リサーチマップ https://researchmap.jp/mikuniyanaihara

毎日稽古と苦しいことばかりでしたが、
最後にみた風景は素晴らしく、
その風景が忘れられず、大学で舞踊を学んだ。

帰宅部だった私は、アニメや漫画が大好きな引きこもりでした。17歳の時にダンスを姉に進められ初め、創作ダンス高等学校新人大会で正岡子規をテーマにみんなで創作した作品で優勝し、高校3年生の時、人と鬼が出会う『ヒトオニ』で全国高校ダンスコンクールのNHK賞受賞しました。
毎日稽古と苦しいことばかりでしたが、最後にみた風景は素晴らしく、その風景が忘れられず、そのまま大学で舞踊を学びました。大学在学時代に海外に行き作品を創り、賞をもらいました。このままダンスの世界に行くのと思いきや卒業後は、映像の勉強をし、映像制作会社でADをしましたが、これが私には無理だと判断し、ダンスに戻るという意味のわからない経歴です。
24歳の時にニブロールというダンスカンパニーを東京で旗揚げし、それなりに賞もいただき、国内公演、海外ツアーにもでるようになったのですが、“ツアー”これが当時の私にはストレスで病気になり、ACCから助成金をいただきすべてから逃亡NYにいきましたが、NYでもストレスから毎日文章を書くようになり、日本に帰ってきて演劇を始める。という、特に大きな目標をたてることもなく、ただ好きなように、その日、その日をどうにか、多くの人に出会い、別れ、助けてもらって、そうして今も、どうにか、生きてます。芸術が社会とどのようにリンクしてゆくか?ということを考えると、ダンスや演劇は演じるダンサー/ 俳優、創作する演出、振付、作家、クリエーターとしてだけではなく、教育、地域、福祉、批評、セラピー、コミニケーションなど様々な多種多様になってきていると感じています。
なので、地域コミニケーションとダンスをやるとか、教育と演劇をやるとか、いろいろと考えられる学科ではないかと思っております。学生の皆さんと一緒に視野を狭めずみつけていけることができればと思っています。

学歴/経歴

学歴

  • 1995年4月 - 1997年3月
    東京映像芸術学院 映像クリエーター科
  • 1993年9月 - 1994年8月
    デューク大学 舞踊芸術
  • 1989年4月 - 1993年3月
    大阪体育大学 体育学部

経歴

  • 2020年4月 - 現在
    近畿大学 文芸学部 芸術学科 教授
  • 2013年4月 - 2020年3月
    近畿大学 文芸学部 芸術学科 准教授
  • 2008年4月 - 2012年3月
    桜美林大学 芸術文化学群 非常勤講師 前衛の世界
  • 2005年4月 - 2007年3月
    多摩美術大学 造形表現学部 映像演劇学科 非常勤講師
  • 2002年4月 - 2004年3月
    東京造形大学 映像専攻領域 非常勤講師 身体と映像

研究活動情報

研究分野

  • その他, その他

研究キーワード

舞台・ダンス・コンテンポラリーダンス・演劇・戯曲・身体

書籍等出版物

  1. はじまって、それから、いつかおわる(短編童話) , 市原湖畔美術館 , 2019年4月
  2. 前向き!タイモン(戯曲) , 矢内原, 美邦 , 白水社 , 2012年5月

受賞

  1. 2012年3月, 神奈川県横浜市, 横浜市文化芸術奨励賞受賞
  2. 2012年3月, 第56回岸田國士戯曲賞, 第56回岸田國士戯曲賞受賞
  3. 2007年2月, 日本ダンスフォーラム, 第1回日本ダンスフォーラム賞優秀賞受賞

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