合格者の声

※所属事務所は、取材時のものです。

小林 裕美2011年合格向井秀史法律事務所

合格へのカギ(決め手)は何でしたか。

過去問の分析、自分の弱点にあった勉強計画をたてること、それとモチベーションの維持だったと思います。
まずは、法科大学院で修了生向けに行われている勉強会に参加して、試験委員が何を書いて欲しいと考えているのか、試験委員のメッセージを問題文からどうやって読み取るかを過去問の分析を通じて習得しました。また、自分の弱点を克服するための勉強計画を立てて、その計画を淡々とこなしていきました。私は定義などを覚えるのが苦手だったので、記憶する時間を勉強計画に盛り込んでいました。また、私は文章を書くのがあまり早い方ではなかったので、長くなりがちな論証を自分なりにコンパクトに作り変えるなどの工夫をしました。覚えるのが苦手な人、文章を書くのが苦手な人、科目の得手不得手、人によって弱点は違うはずですので、自分の弱点にあった勉強をする必要があると思います。勉強計画をたてるときには、最優先でやること、時間があったらやることというように優先順位を付けることも重要です。本試験前には焦っていろいろなことに手を出したくなりましたが、最優先でやることを決めておいたことで迷うことなく計画をこなすことができました。そして、なんといってもモチベーションの維持、これが一番重要でかつ難しいことでした。法科大学院卒業後は、在学時とは違って授業もなく、勉強仲間が減ったこともあり、勉強に身が入らないときもありました。そんなときは、なぜ自分が司法試験を目指したのか、法科大学院でお世話になった先生方や事務局の方々の声、合格したらしたいこと(弁護士になってやりたい仕事から、旅行をしたい、おいしいものを食べたいというような身近な楽しみまでいろいろありました。)などを考えて、モチベーションを保つようにしていました。 (2013年9月掲載)

トーマス アロンさん2011年合格株式会社東芝 法務部

奮起させられた言葉や気付かされた言葉など、
印象に残っている先生や友人の言葉を教えてください。

先生から「君と議論するのは楽しいよ。」とのお言葉を頂戴したことが忘れられません。
近畿大学法科大学院では、学生の自習室が先生の研究室に非常に近いため、私は頻繁に研究室に訪れたものです。
質問をしに行くと、快く迎えてくださるとてもやさしい先生ばかりでしたが、それでも入学当初は、「質問をするということは、先生方にお時間を割いていただくということであり、質問をしに行くと先生方のお邪魔になってしまうのではないか。」と不安に駆られることもありました。
しかし、そのような考えは、ある先生の「君と議論をするのは楽しいよ。」とのお一言によって吹き飛ばされました。それ以降、私はどんどん質問しに研究室に訪れることができるようになったのです。
先生方は、学生からの質問を心待ちにしています。何も質問されないと本当に学生が理解しているか、かえって不安になるようです。ですから、皆さんも、遠慮せず、どんどん先生に質問しに行ってください。ただし、なんでもかんでも質問するのはよくありません。自分で調べ、考えて、それでも分からないことについてのみ質問するようにしてください。そうした態度で質問をすれば、きっと先生方は素晴らしいご回答を用意し、皆さんの合格の一助となってくださることと思います。 (2013年9月掲載)

仲林 茂樹さん2011年合格難波法律事務所

司法試験合格に向けて頑張っている後輩にメッセージをお願いします。

司法試験とは、司法研修所入所試験たる性格を有し、法曹実務家として一人前になるための、最大の関門になる試験です。
司法試験合格に向けて一生懸命に勉強している人ほど、合格が遠いものと思い、挫折も味わうことになると思います。
しかし、決して諦めることなく、一歩一歩進んでいってください。
司法試験とは、あくまで実務家登用試験であって、決して学問的に高度な問題を学問的に解決することを求める問題ではありません。
学問的に高度な問題についてどう考えるかを答える試験ではなく、各種証拠から認定された後の事実(問題文)をある法文に該当するか、該当するとしてどのような効果があるのかということについて出題する試験なのです。
それ故に、基本的知識を正確に理解し、表現できているかがまず必要となるのです。
そうだとしても、基本的知識の範囲が不明確なので皆さんは混乱するものだと思います。
実際のところ基本的知識の範囲を正確に提示できる人などいません。だからこそ、司法試験とはかくも人を悩ませる事になるのでしょう。
それでも、皆さんがお持ちの基本書、1年次2年次で取り扱う判例は、基本的知識の範囲内です。
仮に勉強方法に悩まれても、せっかく教授陣、指導担当教員もいらっしゃるのですから、積極的に勉強法を聞いてみるのもいいと思います。
最後に、あなたの人生はご自身の手で切り開いていかなければならないのですから、悔いの残ることが無いよう、ぜひとも司法試験に合格することを願っています。
(2013年9月掲載)

野田 賢太郎さん2011年合格
野田総合法律事務所

法科大学院ではどのような3年間を過ごしましたか。
心掛けていたことや支えとなっていたものなどを教えてください。

1.近大ロー合格者の中で一番苦労人
私は、2005年4月、近畿大学法科大学院に未修者コースで入学し、成績不良により2年生の時に1年留年、修了後3回連続新司法試験に挑戦し、3回目で合格しました。まさにサヨナラ満塁ホームランです。
2.大学院では、落ちこぼれ
大学院での4年間を振り返ると、全体的に成績は悪く、進級要件付近を行ったり来たりしていました。進級要件を満たすために、司法試験科目以外の科目で論証ブロックを作成するなど、司法試験合格にとっては費用対効果の薄い勉強も多くしました。
3.自分の勉強方法を確立し、がむしゃらに勉強すること
そんな落ちこぼれだった私の心の支えは、司法試験は、適切な勉強方法で、自分に必要な量以上の勉強をすれば必ず合格できるという自信です。
自分に合った適切な勉強方法は十人十色で、勉強方法を確立するには、何度も何度も挑戦し、失敗しなければなりません。
近畿大学法科大学院の在校生、入学予定者は、短い学生生活の中で、できるだけ早く司法試験合格に向けた、自分に合った勉強方法を確立し、ひたすら試験勉強に打ち込んでください。そして、5月の試験を戦い終わった後、試験の合否に関わらず「やり切った」と思えるような試験になるように祈っております。 (2013年9月掲載)