現在の事業内容

これからの遺伝医療のために、医療情報を血縁関係で繋げるための「医療用家系図（ジニードロー）」の開発・販売

起業のきっかけ

・生まれつきの小耳症によるいじめから救ってくれた医療への恩返し
・４年間授業料を免除して学びの機会を与えてくれた大学への恩返し
を考えておりました。

そんな中で、先生の人柄と考え方に共感して希望した研究室に配属された際に
医療用家系図システムの研究と出会ったことで「僕がやるべきことはこれだ」と感じたからです。

起業前後で苦労したこと

全てです。
事業計画も創業手続きもビジコンも仕事も採用も資金も何もかもに苦労しました。
いまでこそこんな素晴らしい環境がありますが、私の時は「学生で大学の研究成果で起業しようと言い出したのは君が初めて」と大学側に驚かれたくらいです。
登記のための事務所もお隣八尾の市営のインキュベートルームを借りるために社会人大学院生をしながら事業計画書をつくり審査会にも出ました。
今となってはいい経験ですね。

大学からの支援で役立ったこと

・上記の申請や契約においてのリエゾンセンターと先生方の支援
・「近畿大学発ベンチャー」認定
・総合理工学研究科東大阪モノづくり専攻への進学案内
・リエゾンセンターの知財相談、戦略支援
・先生方の研究支援

近大の後輩へメッセージ

なるべく早く自分のやりたいことを１つ見つけてください。
それは入学時の学部と関係なくても大丈夫です。複数あっても構いません。
途中で変わってしまう気がしても問題ありません。

様々な企業の力によって無料で多くが満たされてしまう現代で
それを見つけるのは難しいかもしれませんが、
それを一つでも持つことができれば日々の勉強が、生活が少し違ってくると思います。

そしてそのやりたいことを実現できるありとあらゆるリソースがこの大学には溢れています。
もし万が一、大学内になければ全国50万人の先輩方が持ってます。幸い私は校友会の幹事でもあるので、連絡をいただければ皆さんの希望するリソースを持った先輩を連れてきます。

「ここまでと思ったらそこまで」、自分の限界を決めることができるのは自分だけですよ。