【学生受賞】「2023年度(第74回)電気・情報関連学会中国支部連合大会」で学生2名が電気学会中国支部奨励賞を受賞!

2024.02.15

  • 研究 教育
  • 電子情報

2023年10月28日(土)にオンラインにて開催された「2023年度(第74回)電気・情報関連学会中国支部連合大会」において、電子情報工学科の学生2名が電気学会中国支部奨励賞を受賞しました。

◆丸山 優太 さん(電子情報工学科 情報通信コース 4年)
・所属:情報エネルギー研究室(中田 俊司 教授)
・テーマ:エネルギー密度45 Wh/kgを持つリチウムイオンキャパシタの放電時電圧電流特性
・概要:電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタといったスーパーキャパシタに電気エネルギーを蓄電する技術が注目されている。リチウムイオンキャパシタはエネルギー密度が20 Wh/kg程度であることが知られていたが、最近開発されたリチウムイオンキャパシタに対し負荷抵抗における有効電力からエネルギー密度を算出する方法により実験を行ったところ、従来値の2倍以上の45 Wh/kgのエネルギー密度を有することを明らかにした。この値はリチウムイオン電池の50%の値であり今後有望であることを確認した。

◆南部 彩香 さん(電子情報工学科 電気電子コース 4年)
・所属:情報エネルギー研究室(中田 俊司 教授)
・テーマ:50 Cレートの高速定電流充電によるリチウムイオンキャパシタの充電特性
・概要:近年化石燃料に頼らない太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーが注目されている。これらを蓄電するためにリチウムイオン電池が期待されているが、急激な電力の入出力には大きな電力入出力密度をもつリチウムイオンキャパシタが適していると考えられている。今回マイクロプロセッサによるデジタル高速定電流充電回路を開発し、プリント基板に実装し充電実験を行った。開発した回路により、リチウムイオン電池の7倍の2.1 kW/kgという高い電力入出力密度の充電が実現できていることを明らかにした。

20240215_maruyamasan.jpg 20240215_nambusan.jpg

関連サイト|2023年度(第74回)電気・情報関連学会中国支部連合大会