【学生受賞】「第32回計測自動制御学会中国支部学術講演会」で大学院生が奨励賞を受賞!

2024.02.09

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2023年11月25日(土)に山口大学常盤キャンパスで開催された「第32回計測自動制御学会中国支部学術講演会」において、近畿大学大学院システム工学研究科 システム工学専攻(機械工学コース)の大学院生、西田 翔 さんが以下の賞を受賞しました。

◆第32回計測自動制御学会中国支部学術講演会【奨励賞】
・受賞学生:西田 翔 さん(近畿大学大学院システム工学研究科 システム工学専攻(機械工学コース)博士前期課程2年)
・所属:計測自動制御研究室(樹野 淳也 教授)
・テーマ:ハウス内の農業用ロボットを誘導するレーザ距離計を用いたナビゲーションシステムの評価
・概要:近年、農業分野において、農業従事者の減少や高齢化による、労働力不足および作業負担の増加が深刻な問題となっている。この問題の解決策として、ロボット、AI、IoTなどの先端技術を活用する"スマート農業"の実証プロジェクトが進められている。本研究では、中山間地域のビニールハウス内で農作業を行うロボット車両を自律移動させるための、ナビゲーションシステムの開発を行った。
開発したナビゲーションシステムは、一軸のレーザ距離計と電動雲台を組み合わせたユニットが二台と、車両に設置した二枚の反射板で構成されている。それぞれのユニットを、ビニールハウス内に対角の関係となるように配置し、ユニットから反射板へレーザ光を照射することで車両の二次元座標を算出する。さらに、レーザ光で反射板をトラッキングさせ、車両の誘導を行う。屋内にて本システムの精度評価実験を行ったところ、往路と復路の測定誤差が、それぞれ2.9±1.3 mm、3.2±1.9 mmであることが確認された。

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関連サイト|第32回計測自動制御学会中国支部学術講演会