【学生受賞】大学院生2名が「日本オペレーションズ・リサーチ学会 中国・四国地区 SSOR」において最優秀論文賞と優秀発表賞を受賞しました

2022.01.25

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2021年11月13日(土) ~ 14日(日)にオンラインで行われた「日本オペレーションズ・リサーチ学会 中国・四国地区 SSOR」において、近畿大学大学院システム工学研究科の学生2名が以下の賞を受賞しました。

◆山田 和弥 さん
広陵高校 出身
大学院システム工学研究科/情報コース1年生
所属:企業情報システム研究室(谷崎 隆士 教授)
受賞内容:日本オペレーションズ・リサーチ学会 中国・四国地区 SSOR【最優秀論文賞】
受賞論文:干渉する搬送設備を有する生産プロセスにおける散布探索法とパス再結合法を用いたスケジューリングアルゴリズム
(論文概要)
Society5.0他への対応のためにますます役割が重要になっている生産スケジューリングシステムの大きな問題点は、すべての制約条件を満足する最適なスケジューリングを実用時間内に求解することが非常に困難なことである。この問題に対して、実用時間内に準最適解を求解するために、解探索の多様化と集中化のバランスに優れた散布探索法+パス再結合法を提案し、数値実験で有効性を確認した。

◆花山 裕太 さん
兵庫県立姫路飾西高校 出身
大学院システム工学研究科/情報コース2年生
所属:企業情報システム研究室(谷崎 隆士 教授)
受賞内容:日本オペレーションズ・リサーチ学会 中国・四国地区 SSOR【優秀発表賞】
受賞論文:機械学習と最適化のハイブリッド手法を用いた自動車座席素材の硬度コントロール
(論文概要)
現在、自動車業界では、座席用素材をより精度の高い硬度管理で製造することが求められている。しかし、硬度に影響を与える外的要因の関係が明確になっていないことから高精度の製品硬度コントロールは非常に難しい。この硬度を現状より狭い管理範囲とするための品質コントロール技術についてA社、B社と共同研究を行っている。 本研究では機械学習を用いた硬度の予測モデルと最適化問題の求解手法を用いて、硬度をより狭い管理範囲内とする品質コントロール方法について提案し、数値実験にてその有効性を確認しました。

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(左:花山さん 右:山田さん)