1月15日（火）、情報学科3年生を対象とした特別講演『組織活動と情報システム』を行いました。 第6回目（全7回）となる今回は、ひろぎん証券株式会社 参与 営業統括部 担当部長の 紙永　誠 様 をお招きし、「金融システムとリスクマネジメント」を演題にお話しいただきました。

目的に応じた資金の分け方や、株式・投資信託などの資産運用とそのリスク、リスク低減の方法など、資産運用の基本をしっかり学べる講義内容で、株式や債券など値動きの異なる投資対象に分散投資することや定時定額購入し投資タイミングの分散を図ることが、リスク低減として重要であるなど、運用の理論にも触れる内容でした。

ギャンブルは誰かが勝てば誰かが負ける仕組みですが、資産運用は長期的には皆が利益を上げる可能性があり、投資はギャンブルではないということ、そして、自分の資産を守ることにも繋がるそうです。

後半は、グループ・ディスカッションを行いました。テーマは「若者が投資に興味をもつにはどうすればいい？」です。"学校で投資に関する授業を行うべき"、"資産運用のシミュレーションを行う機会が必要"など、どのグループからも、投資に興味を持つ環境づくりが大事であるとの意見が出ました。

数多くある企業の中から情報を集めて、自分なりに分析し候補を絞り込むという点など、投資と就職活動には多くの共通点があります。採用情報だけでなく、会社の現状や将来の経営戦略を把握するなど、投資家の視点で就活を行うことが大事であると、就活を控えた学生たちにアドバイスをいただきました。

紙永様、貴重なお話をありがとうございました。