建築学科「空家再生プロジェクト」福富編!
2016.05.20
- ブログ
- 建築
2016年5月8日(日)から始まった「空家再生プロジェクト」!
工学部建築学科の谷川 大輔先生(歴史意匠研究室)と、建築学科の学生を中心に取り組む当プロジェクトの活動報告第2弾です。
プロジェクトの概要と、第1弾(東広島市志和町でのプロジェクト)の活動報告はこちらから☆
第2弾となる東広島市福富町でのプロジェクトは、なんと!谷川先生自身が購入した家の再生です!!
(こちらの写真が実際の家とその内部)
谷川先生は東京都出身ですが、近畿大学工学部への転職を機にご家族と一緒に広島県に移住しています。その頃から、自然の中での暮らしに関心があり、古民家を探していたところ、東広島市職員の方の紹介で、福富町の空家を購入することになったとのことです。
今では谷川先生は、市の地方創生審議委員も務めており、ご自分と同じように東京圏から東広島市への移住を促進しており、今回購入した家ももちろん、リノベーション後には一家で移り住む予定です。
さて、5月15日(日)、プロジェクト当日は、全体説明のあと、母屋の床の解体、納屋の実測、畑の整備の3班に分かれ活動開始!
左が母屋、右が納屋の外観です。
母屋、納屋ともに築100年を超えている古民家。学生たちにとっては、床の構造一つとっても目新しいものであったようです。
計画としては、納屋を谷川先生の住居とし、母屋は地域や学生たちの交流拠点にする予定。
「ただ古民家を学生とリノベーションするだけでは、イベントで終わってしまう。そこで暮らして生活の中に入っていかないと地域の一員にはなれない。本当の地域おこし・まちおこしにはならない。」・・・そんな思いで、谷川先生は古民家の購入に至ったそうです。
学生たちも真剣な面持ちで納屋の内部を実測。
そしてこちらは畑の整備チーム。
天気良好で気温も高かったこの日、汗を流した後、自然の中で仲間と食べる昼食はまた格別だったことでしょう。
午後は、福富の古民家のすぐ近くにある、「福富物産しゃくなげ館」の隣で行われているアースバックの作業を手伝いました。(アースバックというのは、土嚢を家の形に積み上げてドームハウスのようなものを作る建築工法の一つです)
こちらは広島大学にフランスから来ている留学生が中心に作っているもので、15日は、 山から土を運びだしました。
実は、この「空家再生プロジェクト」にも近畿大学工学部の学生だけでなく、広島大学の学生たちも協力してくれています。
このプロジェクトは家を改修して実践的に建築を学ぶことができる機会というだけでなく、地域の人との交流・大学間連携・まちの活性化が大きなキーワードになっているんです!
これからも空家再生プロジェクトは続きます。キャンパスブログで活動報告を掲載しますので乞うご期待!!