情報学科の寄附講座(最終回)を聴講しました

2016.01.20

  • 研究 教育

1月12日(火)、情報学科の3年生を対象とした、「組織活動と情報システム」(全7回)の最終講義を行いました。

講師として、株式会社ジャステック 人材開拓部 人材開拓課の井口 健司 氏をお招きし、「IT業界を目指す学生のための論理的就職活動」と題し、ご講演いただきました。

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「就活では、大手企業にこだわらず、隠れた優良企業を探すことが大切です。」  隠れた優良企業とは、過去10年以上黒字経営を継続し、自己資本比率70%以上の企業のことをいい、自己資本比率をチェックすることが重要とのことです。企業研究の方法として、有価証券報告書から調べる方法や、その見方について解説していただきました。

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SE(システムエンジニア)を目指す人に必要な適性として、論理的思考能力(物事を順序立てて整理する能力)とコミュニケーション能力を有し、努力型であることが必要とのお話がありました。

「SEは設計するだけではダメ。どれくらいの費用で、いつまでに納品できるのかなど見積りができることに加え、プレゼンテーションができ、後輩の育成もできなければ、一人前のSEとはいえない。」 また、「技術力とは、お客様が評価するもの。知識だけで仕事をすると陳腐化してしまう。知識とノウハウを結集して仕事をすることが大事。」と、長年SEとしてご活躍されてきた井口様の体験談を交えながら、SEの魅力についてもお話しいただきました。

「10年先の会社の状況を判断するのは難しい。これからは、安定性というものは、会社に求めるものではなく、自分で確立することになる。最後は市場価値の高いスキルを身につけているかどうか。皆さんには情報システムやロボットに置き換えることができないプレイヤー(知的労働者)になってほしい。」とエールをいただきました。

井口様、貴重なお話をありがとうございました。

「組織活動と情報システム」では、現場の第一線でご活躍される講師の方々から貴重なお話を伺えました。この講義で得たことを今後の就職活動や進路選択に活かしてください!