学生シンポジウムで優秀研究賞を受賞した学生にインタビューしてきました!(後編)

2015.12.10

前回に引き続き、学生シンポジウムHISS (Hiroshima Student Symposium)で優秀研究賞を受賞した、大学院生の武久 尚矢さん(非接触センシング研究室/栗田 耕一教授)(福岡県立戸畑高等学校出身)にインタビューした様子をお届けします。

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――大学院生になってから、生活に変化はありましたか?
「TA(ティーチングアシスタント)もありますし、研究室には、大学院生が僕一人しかいないので、後輩たちの指導も任されていて、大学4年生の時に比べると忙しいです。学部生の頃は、週5日、飲食店でアルバイトをしていましたが、今は、週末にシフトに入ることがある程度でアルバイトをする時間はなくなりました。」

――研究室の雰囲気はどうですか?
「栗田先生は、決められた期限までにやるべきことをちゃんとして結果を出していれば、生活面も研究面も自由にやらせてくださいますが、厳しいところは厳しいです!研究室の雰囲気は良くて、学生同士も一緒にご飯を食べに行ったり仲良く過ごしています。」

傍にいた後輩の大学4年生に聞くと、武久さんは面倒見がよく、なんでも教えてくれる頼れる先輩だそうです。

――そもそも近畿大学工学部を受験したのは何がきっかけだったんですか?
「僕の出身の福岡県にも近畿大学産業理工学部のキャンパスがあるので、近畿大学の存在は知っていましたが、広島県にキャンパスがあることは高校3年生まで知らなかったし、広島県にも馴染みがありませんでした。ただ、親元を離れて一人暮らしをしてみたいという気持ちもあり、私立大学は県外の大学を・・・という思いはありました。そんな中、高校3年生の時に先生に勧められたのが受験のきっかけです。」

――電子情報工学科に興味をもったきっかけは?
「一番の得意科目は理科(特に化学と物理)で、数学も好きだったので、高校2年生の時にあった文理選択では迷わず理系を選びました。理科や数学は何に生かせるのか・・・と将来を考えたとき、日常生活に欠かせない"電化製品"、特に身近にある"家電"を思い付いたので、この分野が学べる学科を探しました。」

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――大学院進学はいつ頃から意識しましたか?
「大学3年生になった頃から、技術者になるために、大学院でさらに専門知識を深めたいという思いが出てきました。ただ、ネックになったのは大学院受験で必要な英語でした。中学生のころから、英語は大の苦手だったので、大学院に進学すると決めてからは、独学ですが、猛勉強しました。TOEICに毎月申し込んで受験することにし(※TOEIC公開テストは年10回実施)、TOEICを受験するにもお金がかかるので、少しでもスコアを伸ばさないともったいないという思いで自分を追い込みました。」

――大学受験の時は、英語はネックにはならなかったんですか?
「元々、国公立大学が第1志望でしたが、英語・国語が足を引っ張ってしまいました。ただ、理科と数学が得意だったことと、社会は平均点程度の力はあったので、近畿大学には、C方式(大学入試センター試験利用方式)で受験し、入学することができました。(※C方式は高得点の3教科3科目で合否判定)」

――今、受験勉強を頑張っている高校生にアドバイスをお願いします!
「高校3年生の今の時期(年末)は、とにかく過去問題集を解きまくっていた覚えがあります。これから新しいことを覚えようということはせず、実際の問題を解いて、解けなかったり分からなかったところの解法を調べるという勉強方法をしていました。この時期に、分からない問題が見つかると焦ると思いますが、実践あるのみです!」

武久くん、アドバイスをありがとうございました!
キャンパスブログでは、今後も、頑張る学生の姿を追いかけます!