身の回りに潜む危険!「セキュリティーセミナー」で学びました

2015.11.27

11/13(金)、近畿大学工学部 メディアセンターにて、毎年恒例の「セキュリティーセミナー」を行いました。

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これは、インターネットやSNSなどに潜む、情報漏えいや詐欺、ウィルス感染などの危険を学び、日常生活に生かすことを目的に、近畿大学工学部 情報教育センターが主催しているものです。

今回のテーマは「情報セキュリティの今~SNSからマイナンバーまで~」。14年目となる今年度は、情報セキュリティの専門家でいらっしゃる、株式会社ハイエレコン 管理本部品質保証部 セキュリティ推進室の秋元 賢 氏を講師としてお招きし、ご講演いただきました。

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前半では、昨今の社会状況として2015年度版10大脅威が紹介されました。
一部抜粋してご紹介しますので、そのほかの脅威に興味のある人は、独立行政法人 情報処理推進機構のHPを見てみましょう。

4位の「ウェブサービスへの不正ログイン」について、皆さんも2~3つのパスワードを多方面で使い回していませんか?誕生日はもちろんのこと、電話番号など簡単に他人が調べられる数字を使ったり、複数サービスで同じパスワードを使っている人が被害にあっています。

10位は、学生にも身近な「悪意のあるスマートフォンアプリ」による被害。
なんと、人気アプリとして紹介されているものでも10本に1本の確率で、電話帳の抜き取り、盗聴・盗撮の機能などをもった偽物アプリがあるとのこと!その結果、銀行口座や暗証番号まで知られてしまい、預貯金の抜き取りの被害にあったり、友人や家族にも被害を及ぼしてしまう可能性も・・・アプリのダウンロードは慎重に行いましょう。

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<質疑応答の様子>

後半の内容は、学生にとってより身近な内容でした。

皆さんも数年前に、多数の飲食店で、大学生のアルバイトなどがSNSでふざけた写真を公開し社会問題になったことを覚えているかと思います。
そういった行為はもちろんしないにしても、悪意なく無意識に、自分がSNSに発信した内容に、友だちや家族の個人情報が含まれていたり、写真に他人が映りこんでいたりしたことから、加害者になってしまう危険性もあるということは、よく考えてほしいと思います。

最近は、就職活動の採用時に、学生の名前で、SNSやWEB検索を行い、学生が不適切な発言や行為などをしていないか事前にチェックを行う企業もあるそうです!

また、氏名を明かしていないから大丈夫と思っていても、ネットに一度投稿した情報は、色々なものと関連付けられ、コピー・拡散され、しようと思えば、いくらでも匿名性は破られるということは覚えておいてほしいとの注意喚起もありました。

学生の皆さんは、何等かのSNSをしている人が大半だと思います。今回の内容からは、利用方法によっては、被害者にも加害者にもなりえることを学んだことでしょう。自分の利用方法について改めて、考えてみてほしいと思います。