古民家再生プロジェクト -茅葺き屋根の葺き替え2015- その2
2015.05.15
- 建築
前回に引き続き、ゴールデンウィーク中に行われた、茅葺き屋根の葺き替え作業の様子をお届けします。(前回の記事はこちら)
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お昼の食事会も、この活動ではすっかりおなじみとなりました。
初日は、プロジェクトでいつもお世話になっている建築学科の大先輩 楠本さん((株)広成産業 代表取締役)が鯛めしを作ってくださいました。学生たちが作った豚汁(うどん入り)も、とても美味でした。
ちなみに全日参加のメンバーを考慮して、二日目はポトフ、最終日は焼きそば・・・と日替わりランチが振る舞われました。
食後は上田さんが茅葺き講座を開いてくださいました。1年生は特に興味津々でお話を聴いていました。
初日は断続的に雨が降る一日となり、予定より少し早めに作業終了。二日目へと続きます。
・・・二日目は初日と打って変わって美しい五月晴れに恵まれました!引き続き、匠の指導のもと差し茅で葺き替え作業が進められました。
・・・最終日は、差し茅が無事終了した後、仕上げにバリカンで表面の長さを綺麗に整えていきます。学生たちは、"ガンギ"という道具で叩いて、均していきます。
冬の茅刈りの際、雪の影響で、茅が例年の三分の一ほどしか刈り取れませんでしたが、ご覧のように屋根上部の棟付近まで補修が完了しました。
参加した皆さん、本当にお疲れ様でした!
2009年度からスタートした古民家再生プロジェクト。
6月6日、7日に東広島市で行われる、一般社団法人 日本茅葺き文化協会主催の「茅葺きフォーラム」で、今回の葺き替え作業をはじめ、これまでの活動の軌跡を披露することが決まりました。詳細は後日、工学部HPでもご案内します。
キャンパスブログでも引き続き、このプロジェクトの様子を見守っていきたいと思います。