2014年度 卒業研究発表会を行いました~情報システム工学科編~

2015.02.28

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2月18日(水)、生物化学工学科(現:化学生命工学科)、機械工学科情報システム工学科(現:情報学科)の学部4年生の卒業研究発表会を行いました。

今回は情報システム工学科(現:情報学科)の卒業研究発表会の様子をお伝えします。

まず田中ゼミ(映像応用システム研究室)の発表を見に行きました。

多和 芳将さん(広島県立安古市高校出身)、磯辺 雄大さん(富山県立氷見高校出身)、友重 勇人さん(広島県・盈進高校出身)は、共同で「障害の程度に応じて難易度をコントロールする運動療法ゲームシステム」の制作を行いました。

多和 芳将さん.jpg

これはKinect※を用いて、実際に体を動かすことができる風船バレーボールの障害者向けのゲームです。この研究は昨年度の先輩から引き継いだもので、1人でプレイできるようにしたり、ボールの軌道調整や操縦性や見栄えUPなどを改良し、より快適に楽しめるゲームにしました。
今後、この研究を後輩に引き継いでもらい、さらに性能を高めてほしいと語っていました。
(※Kinectとは身体の動きでゲーム操作を可能とするMicrosoft社製のセンサ)

続いて、髙山ゼミ(認知心理学研究室)の発表を見に行きました。

こちらの研究室では、工学部の中にあっては珍しい心理学の分野に関する研究が行われています。

石橋 侑矢さん(広島県立賀茂高校出身)は、研究テーマ「声の印象による相貌イメージの形成」で、声の印象からその人の顔をイメージするときに何らかの一貫性があるのかについての発表でした。

石橋 侑矢さん.jpg

また、古市 湧也さん(香川県立高瀬高校出身)は、研究テーマ「光と疲労の関係~色光環境の違いで疲労の程度が変わるのか?~」で、異なる色照明環境のもとでの作業による疲労感の違いについて、新しい疲労計測法を用いて分析した結果を発表しました。

古市 湧也さん.jpg

他の研究室の発表でも、CGアニメーションを用いた電子透かしアプリケーション開発、商業施設の店舗レイアウトに関する研究、学習意欲を高めるアプリ開発、レストランにおける空席待ちの低減に関する研究など、多岐にわたる分野の研究発表がありました。

情報学科では、コンピュータのプログラムを利用し、私たちの生活をより便利にするシステムを開発する研究をしています。

こんな魅力的な情報学科。
あなたも目指してみてはいかがですか!?