建築学科 高井広行先生の最終講義が行われました

2015.01.30

  • 建築

近畿大学工学部建築学科および大学院システム工学研究科教授の高井広行先生が、今年(2015年)の3月末で定年退職されます。

1月28日(水)、高井先生の37年間の教員生活を締めくくる最終講義が行われ、建築学科の在学生と教員に加え、他学科の教員や職員も集まりました。

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講義は「魅力あるまちづくりを目指して」と題され、交通・防災・環境・地域の観点から、安全で安心な魅力ある都市空間について研究されてきた先生の研究内容や業績を改めて知ることができました。

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高井先生は、1978年(昭和53年)に近畿大学工学部に着任され、現在に至るまでの間には、学科長や学生部長補佐も務められました。
また、行政機関とのつながりも深く、「東広島学」では、建築学科以外の学生も多くお世話になったことでしょう。

高井先生は、近年大きな変貌を遂げたJR西条駅(大学のあるJR西高屋駅の隣駅)の駅前をはじめとする東広島市の都市計画はもちろん、県を越えて、神戸市の防災や、岡山県新見市の高齢者に優しいまちづくり等にも携わっていらっしゃいました。

特に、阪神淡路大震災後にはすぐに現地に足を運び、地震後に起こった火災について研究。その成果をもって復興ガイドラインの作成にも携わり、神戸市から「防災特別功労賞」や「神戸市感謝状」を贈られています。

最終講義では、震災や事故の写真、都市計画に関する映像、そして、先生のご趣味である芸術(美術・ミュージカル)鑑賞や海外都市の視察で、実際に先生が撮影された写真など、たくさんの資料を見せていただきました。

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また、講義の中には出てきませんでしたが、高井先生は、地域貢献活動にも熱心で、本学部の「地域貢献推進委員会」の委員長も長年務められました。

時には、「うめの辺コンサート」の出演依頼のため、アーティストに直談判に行かれるほど、情熱を持って「たかや花フェスタ」や「うめの辺コンサート」に尽力される高井先生のお姿が大変印象的でした。

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高井先生、長い間、大変お世話になりました。ありがとうございました!!

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