工学のオモシロさを皆さんにお届けします!! てくたまラジオ近大工学部潜入レポート!! 全6回シリーズ

ワクワク

2018年度第1回

大窪シゲキの9ジラジ ~てくたまラジオ近畿大学工学部潜入レポート~ 2018年6月14日(木)21:10~放送 第1回 化学生命工学科の山本 和彦先生の研究室に潜入!!

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初めて会った気がしない親しみやすい先生ですね~。

私も大窪さんと同じ、大阪出身なんですよ!

Q 山本先生はどんな研究をされていますか?

A 高血圧を遺伝的に発症するラットを使って病気の時の遺伝子の使われ方を研究しています!

えっ!! 遺伝子と病気って関係あるんですか?

多くの病気は遺伝的要因と、環境要因によって病態が左右されます! 例えば、ガンやメタボリックシンドロームとか・・・。

Q へぇ~! 遺伝子ってお父さん、お母さんから生まれたときにもらえるものですよね。研究はどんなことに役に立つんですか?

病気の予防と、病状の抑制です! 例えば、高血圧な腎臓と、正常な腎臓とで遺伝子の使われ方の違いが分かれば、病気に対して対策を練ることができます。

研究室には遺伝子を調べる様々な装置がたくさん!

なるほど! すごくやりがいのある研究ですよね! 誰かの役に立てるって! でも遺伝子の研究と聞くと、とても難しそう・・・。

まだ、わからない事がたくさんあるんですが・・・分かり始めたら楽しくなっていきますよ! 私みたいな好奇心旺盛な人はどんどんやりたいことが出てきて分かったときはヤッター!って。

へぇ~! すごく好奇心旺盛ですね!

Q そんな先生から見て、一緒に研究してる学生たちってどんな感じですか?

A 熱心には取り組んでいますが、好奇心が少ないかなって思います。今はネットであらゆることを簡単に調べることができますが、私たちが学生の頃は自分で試してみるしか方法がなくとりあえず試してやってみようという感じでしたね。

Q 何でも調べられる時代だからこそ、分からない事を試して見つけられたらすごいですね! 今後、遺伝子の研究でやっていきたいことってありますか?

A 「遺伝だから・・・」ってあきらめるのではなく、病気になりやすい体質でも乗り越えられる、病気なんて怖くないと思えるような研究に取り組んでいきたいですね。

素晴らしいですね! 僕は最近、髪の毛が気になってるんですけど・・・その辺の研究も頑張ってほしいです!(笑)

A そんなんです。実はミツバチをキャンパス内で飼育してます!

Q ところで、先生は噂によると・・・「ハチミツの研究もしている」って聞いたんですが、本当ですか?

実は・・・最初はノリだったんです!(笑)

その後、工学部としてハチミツに対してどんな事ができるか考えました。ハチミツって昔から民間療法で、キズに塗ったりすると、良いって言われるんですが、そういった事を科学的に解明して実用化したいと思っています!

Q 最後にメッセージをお願いします。

A 何にでも好奇心を持って前向きに取り組むこと。そして、どんな情報でも鵜呑みにせず「試してみよう!」という気持ちが大切です。

研究室でオモシロい研究をしている学生を発見!!

Q 山本先生のゼミを選んだ理由は? A 研究内容というより、先生の人柄で選びました。好奇心旺盛で新しい事に常に挑戦してる反面、お酒や食べることが大好きで、お茶目な部分も魅力です。

学生が描いた山本先生のイラスト 親しまれている先生の人柄が分かります

Q 研究のやりがいを教えてください。 A 研究の結果に対していろんな予測されるんですが、その予測がもしかしたら今は治せない病気の治療に役立つ可能性があると思うと、ワクワクします!

Q 将来の夢を教えてください。 A がんの治療に携われる仕事に就きたいです。今、学んでいる知識を活かしたいと思ってます。

Q 10代のリスナーにメッセージを! A いろんな人と話していろんなものを見て、自分の可能性を広げていってください!

次回は機械工学科に潜入! お楽しみに!