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【第2回】石川県災害ボランティアを実施しました

2024.09.12

  • 学生生活

令和6年3月11日(月)に引き続き、令和694日(水)から6日(金)までの3日間、学生ボランティアが集まり「石川県災害ボランティア」に参加しました。
今回も、近畿大学でボランティアの募集を行ったところ200名を超える応募がありましたが、石川県からの募集枠に限りがあり、学生13名職員2名の合計15名での参加となりました。
5日は、JR金沢駅から輪島市門前町まで、6日は能登町まで指定の送迎バスで向かい、石川県災害ボランティアセンターの指示に従い、被害に遭われたご家庭や施設へ訪問し災害ゴミ(瓦礫や家具等)の撤去を行いました。

実施日:令和6年9月5日(木)、6日(金)
場所:石川県輪島市門前町、能登町
内容:災害ゴミの片付け、運搬等

参加学生の声
百聞は一見にしかず。この言葉のように、現地に行けたからこそ感じたことや考えたことがたくさんありました。一番印象的だったのは全壊した建物の様子です。多く家が潰れてしまっている街、歪んだ道路、岩肌があらわになっている山々に衝撃を受けました。被災された方の話を聞くと、地震発生直後の様子や避難所での厳しい生活の実情を知り胸が苦しかったです。思い出したくない記憶もたくさんあったはずなのに、初対面の私たちに話をしてくださり感謝の気持ちでいっぱいですし、前を向こうとする姿に勇気づけられました。
輪島市たすけあいセンターの方の「今の状態を、若いみなさんが前向きに発信してください」とおっしゃっていたのも印象に残っています。確かに、震災発生から9ヶ月が経った今、輪島市をはじめとした被災地の現状をテレビでみることがほとんどありませんでした。記憶だけでなく写真として残した記録も併せて、周りの人々に伝えようと思いました。
依頼者の方に「本当にありがとう」と言ってもらい、とても嬉しくなりました。今回のボランティアで終わることなく、復興の過程を自分の目で見たいと強く思いました。
(総合社会学部・2回生)

今回のボランティアに参加して災害の恐ろしさを学ぶことができました。また報道されていない部分も多く、実際に被災地に行くことで復興状況や現地の方々の生の声を聞くことができました。現地の人たちはとても優しく迎え入れてくれて温かさを感じることができました。ボランティアの活動の中で災害廃棄物の集積、運搬などを行い地震の脅威を感じると共に普段から地震に対する防災意識を身につける必要があると感じました。
(理工学部・2回生)

ボランティア活動を通じて、輪島市を含めまだ復興の必要性が高い状況にあること、その現状が私たちのような他府県の人々には十分に伝わっていないことを学びました。参加する前は、倒壊した建物がそこまで多く残っているとは思っていませんでした。しかし、実際に自分の目でその被害状況を見ると、全壊の家、曲がった信号機、隆起した海岸など私の想像を大きく超えており、被害の深刻さを改めて実感しました。
(経営学部・3回生)

被災地の方々と交流する機会があり、その中で断水が続いていること、高齢者の割合が多く、家財や周辺の瓦礫等が震災時のままであることを知り、まだまだ復興には時間がかかるなと思いました。被災された方から「ありがとう」、「助かるわ」と声をかけてもらい目頭が熱くなりました。震災前の生活に戻るにはたくさんの支援が必要であると感じたと同時に継続してボランティアの参加や寄付など行っていきたいと思いました。
(総合社会学部・1回生)


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