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石川県災害ボランティアを実施しました

2024.03.14

  • 学生生活

令和6年3月11日(月)、学生ボランティアが集まり「石川県災害ボランティア」に参加しました。
今回は、近畿大学でボランティアの募集を行ったところ200名を超える応募がありましたが、石川県からの募集枠に限りがあり、学生8名職員2名の合計10名での参加となりました。当日は、石川県健民海浜公園から七尾市まで指定の送迎バスで向かい、七尾市災害ボランティアセンターの指示に従い、被害に遭われたご家庭へ訪問し災害ゴミ(瓦礫や家具等)の撤去を行いました。

実施日:令和6年3月11日(月)
場所:石川県七尾市
内容:災害ゴミの片付け、運搬等

参加学生の声
家財の運搬を行いましたが、依頼者が住まれている家の外観を見たとき、ヒビが入っていたり、家が傾いていなくても、家の中は甚大な被害があることや一目見ただけで被害の大きさを決めつけてはいけないと学びました。運び出し作業の中で、被害に遭った方とお話しする機会も多く、現地の方の生の声にも触れることができました。「ありがとう」と泣きそうになりながら話してくださり、復興の現状や行政の対応等について知ることができました。地震が起きてから、テレビや新聞などで報道を見ていましたが、こうして現地で話を聞かせていただけたことで、今回の地震についてより理解することができた部分が多いなと感じました。
(総合社会学部・3回生)

 今回が初めての災害ボランティアでしたが、自分が思っていたよりも被害は大きく、復興中とはいえど、いまだ瓦礫の散乱や家屋の倒壊などが多く見受けられました。東日本大震災や熊本地震が発生した時、私はまだ小学生で何もできなかった記憶があり、石川県災害ボランティアに参加して初めて被災というものをこの目で見ました。また、断水が続いておりトイレの水が出なかったことは、被災地の現状をより実感することとなりました。この経験から自分の地域において災害等が発生した際にどう行動すればよいのか、どのような状態になるのかを想像し行動していきたいと思いました。
(文芸学部・2回生)

 被災された方々の話によると、「地震により発生した廃棄物が家の中に残り続けていること」と「長期間断水状態が続いていること」が最も精神的な負担となっていることを知りました。これらの問題を少しでも改善するために多くの人によってボランティア活動が行われていますが、廃棄物の処理等は今でも1ヶ月以上待たなければならないと聞きました。
 私は今回のボランティア活動で物理的にすぐに解決できない問題が多く存在する以上、被災者の方々への精神的なケアをさらに充実させる必要があると感じました。
(法学部・2回生)

震災の記憶として、テレビでただ情報として知るのではなく、被災地域にボランティアとして参加することにより、震災の脅威と備えの必要性、また被災した後にどのようにして復旧していくのかということをボランティアを通して考えるきっかけとなりました。また、ボランティアとして、地域の人と関わり合いを通して今後もボランティアにどんどん参加して行こうと思いました。
(理工学部2回生)

全国各地から集まった同じような意志を持つ人たちと活動を通して、このような非常時だからこその人々との結びつきや温かさも感じられました。このような災害はテレビを通して間接的に見るのと被災地に赴き自分の目で現地の状況を見るのとでは大きな違いがあると感じ、震災から2か月以上が経ち自分が思っていたよりも復興していた部分とそうではなかった部分の両方を知る事ができました。七尾市では一部で断水が続いており僕もトイレを使う際には苦労しました。今までの生活で断水や停電といった状況に陥った経験がなかった自分にとっては1日だけでも大変だったのにこのような生活を2か月以上も続いているので今後もボランティアの必要性があると感じました。
(総合社会学部・1回生)


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