近畿大学薬学部生化学研究室研究者が参画した研究成果が Science 誌に掲載
2026.03.25
このたび、ヒト細胞における遺伝暗号の使い分けを認識する分子機構を解明した研究成果が、国際的に極めて高い影響力を持つ総合科学誌 Science(2-year Impact Factor : 45.8, 5-year Impact Factor : 49.7)に2026年3月19日オンライン掲載 されました。
本研究は、京都大学大学院医学研究科、理化学研究所を中心とする国際共同研究として実施されたものであり、RNA結合タンパク質 DHX29 が非最適コドンを感知するセンサーとして機能し、翻訳抑制複合体 GIGYF2-4EHP を介して mRNA 発現を制御する分子機構 を明らかにしたものです。
本成果は、コドン使用に基づく遺伝子発現制御の理解を大きく前進させるとともに、生命現象の基盤理解やRNA創薬研究への展開が期待されます。
本研究には、近畿大学薬学部 生化学研究室 教授 藤原俊伸 および 講師 深尾亜喜良 が共同研究者として参画し、翻訳制御機構の解明に重要な貢献を果たしました。
本学薬学部では、翻訳制御やRNA生物学を基盤とした先端的生命科学研究を推進しており、本成果はその研究活動の国際的評価の高さを示すものです。
今後も基礎生命科学の深化と医療応用への展開を目指し、国際共同研究を通じた研究推進を図ってまいります。
論文情報
Human DHX29 detects non-optimal codon usage to regulate mRNA stability
Science (2026)
DOI: 10.1126/science.adw0288
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