林晃大ゼミ所属の3年生が宮城県でフィールドワークを行いました。

2019.12.21

「災害からの復興に関する自治体の取り組み」をテーマとして研究を行っている林晃大ゼミ(行政法)所属の3年生が、2019年12月19日から3日間、宮城県(仙台市、石巻市、多賀城市、岩沼市、塩竃市、松島町など)でフィールドワークを行いました。

初日の12月19日は、研究テーマに沿って組まれた班ごとに聞き取り調査や資料収集を行いました。

訪問先は石巻市役所、岩沼市役所、多賀城市役所、松島町役場といった自治体はもちろん、ラジオ局や魚市場など多岐にわたっています(詳細は以下をご覧ください。)。

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12月20日は、公益社団法人「3.11みらいサポート」の協力の下、「震災語り部プログラム」および「防災まちあるきプログラム」に参加、さらに12月21日は、松島町を訪れ、観光地として復興を果たした日本三景・松島の現状を視察しました。
参加した学生からは、研究面はもちろんのこと、現地を訪れない限り知ることのできなかった被災地の実情や、現地の人々の生の声を聞くことができ、貴重な経験になったという声が聞かれました。
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~12月19日に行われたフィールドワークについて~

A班:66C9CCAF.jpegA班(井関美帆、桐谷真晃、徳田紘大、新関智己、山本祐豊)
テーマ:発生直後の情報の取り扱いについて
「私たちは、岩沼市役所及びエフエムいわぬまを訪問しました。現地では自治体による震災直後の対応や緊急時のラジオによる情報発信の有用性を教えていただきました。また、自治体の取り組みだけでは限界があるので、想定外を無くしていき、情報を日頃から入手して災害に備えることが大切であることを学びました。」

B班(大平胡桃、佐野智香、東田季衣、平田大貴、松尾純奈、横山美優)
テーマ:産業の復旧・復興についてB班:636695EF.jpeg
「私たちは、東日本大震災における産業の復旧と復興について調べるため、塩竃市役所と石巻市役所、石巻魚市場を訪問しました。石巻市役所と塩竃市役所では、B班:441EC7E7.jpegそれぞれの震災直後の様子だけでなく、実際に災害が起こった際に求められる自治体の取り組みや対策についてお話を伺うことができました。さらに、石巻魚市場では、『楽市楽座のごとく魚や人が集まる市場へ』というビジョンの下、特に優先的に復旧と復興が行われた水産業の躍進について学ぶことができました。」

C班(瓜生詩恵、蔭山実奈、出村直人、中島慧美、平井万穂、宮本恭子
テーマ:観光業の復旧・復興についてC班:177FF436.jpegC班:B2D53678.jpeg
「私たちは、松島町産業観光課を訪ねました。松島町役場でお話を伺い、自治体としてマニュアル通りに動くのではなく、住民の意見に寄り添い柔軟に対応していくことが重要だと感じました。また、松島ならではの観光資源を活かした事業について詳しく学ぶこともできました。」)

D班(戎彩希、小野晃平、亀井港斗、筒井大貴、山下和真、山村航貴)D班:133F9950.jpeg
テーマ:津波防災について
「私たちは、津波防災について調べるため、多賀城市役所と三井アウトレットパーク仙台港を訪問しました。地方自治体が行っている対策と民間企業が行っている対策のどちらについてもお話を伺うことができ、非常に良い経験となりました。」


関連リンク
林晃大ゼミ所属の3年生が、フィールドワークを行いました。2017.12.04