【化学生命工学科 特別講演】長瀬産業株式会社 神谷 哲 氏による「価値『ソウゾウ』の『シコウ』プロセス 〜『意』のままに動く〜」

2026.01.21

  • 研究 教育
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2026年1月8日(木)、近畿大学工学部化学生命工学科において、長瀬産業株式会社 リスクマネジメント部 グループ製造業経営革新課 課統括の神谷 哲 氏を講師に迎え、 化学生命工学科3年生を対象とした特別講演 「価値『ソウゾウ』の『シコウ』プロセス 〜『意』のままに動く〜」 を実施しました。

本講演では、「そもそも価値は存在しない」という問いかけから始まり、 価値とは与えられるものではなく、 自らの『意(意思・志)』に基づき、思考・試行を重ねながら創り出すものである、 というメッセージが一貫して示されました。

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神谷氏は、企業における研究開発・事業創出の豊富な実体験をもとに、 Difference Driven(差異駆動)という考え方や、 「そもそもシコウ」「あえてシコウ」といった独自の思考フレームを紹介し、 常識や前例から一度離脱しながら、 自分の内側から湧き上がる『意』に従って動くことの重要性を、 具体的な事例とともに解説されました。

特に印象的であったのは、研究開発や新規事業の現場では、 「失敗しないこと」よりも「筋のいい失敗をしているか」が問われる という点でした。行き止まりや失敗は、単なるマイナスではなく、 次の気づきや価値創造へとつながる「途中経過」であり、 試行を止めない限り、それは失敗ではないという考え方が示されました。

学生にとっては、正解をなぞる学びから一歩踏み出し、 自ら問いを立て、選択し、動き続けることこそが、 将来の研究や仕事における力になることを実感する機会となりました。

本講演は、化学生命工学を学ぶ学生にとって、専門知識の先にある「社会実装」や「働くことの意味」を考える上で、 大きな示唆を与える貴重な時間となりました。

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