株式会社サタケによる特別講義「グローバルキャリア論」第1回を実施
2025.05.15
- 研究 教育
2025年5月14日(水)、近畿大学工学部では、「グローバルキャリア論」の第1回目として、株式会社サタケより3名の講師をお招きし、講義を実施しました。本講義は全3回にわたって行われるもので、今回はその初回として、グローバルな視点での企業活動や人材育成について学びました。
ご登壇いただいたのは、
• グローバル戦略室 次長 長井 宏治 様
• グローバル商品企画室 課長 久田 光孝 様
• 人事部 人材開発課 瀧本 明 様
株式会社サタケは、精米機や食品加工機器などの分野で世界トップシェアを誇る東広島に本社のあるグローバル企業です。精米や炊飯といった技術は、私たちの日常にも深く関わっており、セブンイレブンのおにぎりのお米がサタケの技術で加工されている、というお話には多くの学生が驚いていました。
講義では、精米工程やお米の選別方法といった技術的な話に加え、サタケが世界各国で展開するビジネスや、多様な人材とともに働く組織文化についても紹介がありました。
後半のグループワークでは、「グローバル人材とは何か?」をテーマに、学生同士が活発な意見交換を行いました。「グローバル人材は何ができる人?」「なるために何をすべきか?」「どんな人を思い浮かべるか?」といった問いに対し、大谷翔平選手や孫正義氏、安倍晋三元首相など、国内外で活躍する人物の名前が挙がり、語学力・異文化理解・柔軟性・コミュニケーション力といった資質が挙げられました。
講師の先生方からは、「ロールモデルを真似するだけではなく、自分の個性や強みを活かしていくことが大切」「自分のキャリアを自らデザインする力、組織が提供するキャリアの枠組みを理解する姿勢も必要」といった深い示唆があり、学生たちも熱心に耳を傾けていました。
第2回・第3回の講義では、より実践的な視点から、企業と個人のグローバルなつながりやキャリア形成について学んでいく予定です。今後の展開にも、ぜひご注目ください。