東広島市の課題解決へ。化学生命工学科1年生の授業で地域課題に向き合う
2025.05.19
- 研究 教育
- 化学生命
工学部では、全学科の1年生を対象とした総合科目「近大ゼミ」を開講しています。
この科目は、近畿大学の建学の精神や教育の目的への理解を深めるとともに、大学生活の基礎となる学修スキルや、自主性・主体性を育むことを目的とした導入教育です。
今年度の化学生命工学科の本授業では、「東広島市の課題とその解決策の提案」をテーマに、東広島市と連携して、学生自身が地域課題の解決に挑む実践型の学びを進めています。学生たちは授業の中でグループディスカッションを重ねながら、自由な発想で課題に取り組み、最終回となる8月5日(月)に東広島市市民文化センター アザレアホールで行われる成果発表会に向けて準備を進めていきます。
5月14日(水)の講義では、東広島市役所の方々にお越しいただき、市が実際に抱える10の行政課題についてご紹介いただきました。取り組むテーマは、デジタル技術を活用した小学生のための地域学習支援ツール開発等の次世代教育対策や、地域内就職・地域活動・選挙投票など若者世代の活性化対策、多様な人材が快適に生活するための交通ルール・ゴミ分別等の暮らし対策などです。学生たちはその中から関心のあるテーマを選び、今後はグループに分かれて調査・分析を進め、学園都市である東広島市の強みを活かすための解決策を取りまとめて提案します。
身近な社会課題に向き合う経験は、学問の意義を実感し、視野を広げる貴重な機会にもなります。
若い世代ならではの柔軟な発想と行動力で、東広島市の未来を切り拓くような提案が生まれることを期待しています。
8月5日の成果発表会に向けて、みなさん頑張ってください!