授業紹介:総合科目「グローバルキャリア論」 講師:附属東広島校 橋本校長

2025.05.01

工学部では、全学科の2-3年生を対象とした総合科目「グローバルキャリア論」を開講しており、4/30(水)の講義では、近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校より、学校長の橋本晃一先生をお招きしました。


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当講義では、多くの外部講師の方をお招きし、海外での学びや研究活動、国際協力、あるいはグ口一バルな視点からの技術経営、技術戦略等について紹介いただくことで、時代に即してグローバルに対応できる職業人の基礎的素養としての各種スキルを養成します。


4/30の講義前半では、"インターンシップ仮想体験"として、
『カンボジアで、ラタン(籐)の製品を扱う会社を経営する場合、①新商品開発案と②販売促進方法を検討せよ』というお題の下、経営プランを考えるグループワークをおこないました。
もう1つの条件は『貧困に苦しむ現地の女性を救うことができるか』というミッションを念頭に経営を考えること。

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学生たちは、ほぼ初対面で学科もバラバラの学生同士でしたが、短い時間の中で、
グループによって、現地女性の置かれている背景を調べたり、国民性・識字率などのデータに基づいて提案を考えるなど、様々な角度でそれぞれ違った提案が出てきました。

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・・・最後に種明かしがあり、実はこちら、実際に近畿大学附属高校の生徒が2週間の海外研修でカンボジアに行って経験した内容だったのです。

橋本先生は英語の先生で、当時、高校生たちが現地でカタコトの英語でしかやりとりができず困難な状況を経験し、帰国後、受験や定期試験のためだけでなく、リアルに、自分事として「絶対に英語が使えるようになりたい!」と意識が変わった様子を目の当たりにされたそうです。


グローバルの視野で仕事を見た時、特に、ものづくりに携わる仕事に就く人の多い工学部学生にとっては、英語を抜きには考えられないこと。
そして、世界は、日本のように恵まれた環境ばかりではなく、その日生きていくために、文字通り身を削って生活している人が当たり前にいること。

学生たちも、今回の講義を通して、何か感じることがあったのではないでしょうか?

橋本先生、ありがとうございました!