大学院講義科目「実践技術者倫理」特別講演を開催

2024.05.14

大学院システム工学研究科では、技術の二面性を考えることができる技術者の育成を目指し、講義科目「実践技術者倫理」を必修科目として開講しています。本科目では、技術者倫理に関するいくつかの事例について、講演聴講、グループワーク、ディベート、プレゼンテーションを通して技術者倫理を実践的に学修します。

令和6年5月11日(土)に、警備ロボットに関する事業を展開されているSEQSENSE株式会社の桐林星河様に、特別講演をお願いいたしました。桐林様は、現在、警備ロボットのソフトウェア開発やサービスロボットの規格制定に関わる業務に従事しておられ、当日は「警備ロボット -技術から運用まで-」と題した講演を行っていただきました。

講演では、研究のバックグラウンドの紹介から始まり、警備業務の説明、警備ロボットの開発動向や技術的な仕様、警備ロボットの標準化や今後の課題など、幅の広いお話を頂戴しました。受講中の学生の態度や講演後の質疑応答の様子から、学生が警備ロボットについて関心が持ったことが伺えました。今後、履修している学生は、警備ロボットの自己防衛機能に関するディベートの準備・討論を通して、倫理的な観点からの技術開発のあり方を考え、技術者としての倫理観を涵養します。

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桐林様、ご多忙の中貴重なご講演をいただきどうもありがとうございました。