【学生受賞】「電気化学会第91回大会」で大学院生が優秀学生講演賞を受賞!

2024.04.02

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2024年3月14日~16日に名古屋大学で開催された「電気化学会第91回大会」において、大学院システム工学研究科の大学院生、劉 明昊 さんが優秀学生講演賞を受賞しました。

◆劉 明昊 さん
 大学院システム工学研究科 システム工学専攻(生物化学コース)博士前期課程1年
 所属:生物物理化学研究室(小森 喜久夫 准教授)
 受賞内容:電気化学会第91回大会【優秀学生講演賞】
 講演題目:UCST型温度応答性相転移ポリマー修飾カーボンナノファイバー電極の電気化学的合成の試み
 概要:環境因子の変化によって伸縮する高分子材料を電極表面に修飾すれば、燃料電池の発電ON/OFFやセンサの選択性を切り替えなど、スマート電極の開発につながります。これまでに、低温では水和膨潤し、高温では脱水収縮を示す下限臨界溶液温度(LCST)の高分子ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)が広く用いられてきています。そこで本研究では、電極制御方法の拡張に向け、逆の特性の低温では収縮、高温では伸長状態となる上限臨界溶液温度(UCST)の高分子を、電気化学反応を利用して、電極表面に短時間で高密度に修飾できることを明らかにしました。また、得られた電極の基礎的な電気化学特性を報告しました。

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関連サイト|電気化学会第91回大会

※掲載学年は受賞時のものです