ロボット競技会 2022年度大会を開催しました

2023.02.02

  • 研究 教育

2022年12月22日(木)ロボティクス学科3年後期の必修科目「ロボット創成実験」において、2022年度の競技会が行われました。
この競技会は、ロボティクス学科3年生の専門科目「ロボット創成実験」の授業の成果発表会で、これまでの授業で学んだ「制御工学」「機構学」などの"ロボット関連の理論"と、実験演習で学んだ"ロボットの設計法と製作技術、センサ技術、プログラミング技術などの各種技術"を総動員する、ロボティクス学科の学生にとっての集大成のような競技会です。

昨年度までは新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を踏まえ、コンピュータ上にロボットを生成するシミュレーション形式で行っていましたが、今年度は3年ぶりに現地で開催することができました。
この度の競技内容は、制限時間内に、ステージ内にある複数の円筒を指定された枠内まで横倒しにした状態で運ぶというもの。枠内に完全に収まり横倒しになった円筒の数、横倒しになっていなくても枠内に収まった円筒の数、また、円筒の大きさで得点が決まります。

どのチームも、競技開始直前まで機体の最終調整に集中しており、気合が入っているのがうかがえました。

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いざ競技がはじまってみると、配線の不具合でアームが動かなかったり、センサが反応しなかったりと、トラブルに見舞われたチームもありました。一方で、一見不利に見える形をしたロボットが意外な動きをみせて早々に得点を稼いでしまうなど、予測できない展開が続き、時には歓声をあげて学生たちは競技会を楽しんでいました。
また、他チームに対しても声援を送るなど、積極的に競技会に取り組んでいる様子が印象的でした。

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競技会後は、3位までに入賞したチームのリーダーにインタビューを行い、入賞できた秘訣や感想をきいてみました。

3位チーム(機体名:BOX3)「メンバーひとりひとりが自分の役割をきっちりこなして、丁寧なつくりにしていたので、不具合などで時間をとられたりもせず確実に点数を稼げたので、そこはよかったと思います」

2位チーム(機体名:アッパージョー)「他のチームは円筒をひとつひとつ運ぶ動きをしてたと思うんですけど、僕のチームのロボットは、アームで一度に複数の円筒を動かせるようにしていたので、その構造が勝因だと思います」

1位チーム(機体名:ブルトム氏)「早めに作業に取り掛かかってたくさん試行錯誤を繰り返したり、機体の調整を念入りにしたので、それが勝てた秘訣かなと思います」

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3位チーム                   2位チーム

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1位チーム

新たな課題が見えてきたチームもありましたが、どのチームも大健闘でした。
皆さん、お疲れ様でした。