機械工学科の2年生の必修科目「機械工学基礎実験Ⅱ」では、エンジニアリング・デザイン能力の修得を学習教育目標としており、チームで取り組む4つの実験課題を通して、課題を理解する分析能力や解決手法を見いだす探索能力、結果を検証・評価し改善策を提案する能力、考え・意見を正確に伝えるコミュニケーション力、協同して一連の作業が行える協調性などを身につけます。

エンジニアリング・デザイン能力が、ものづくり企業においていかに重要かを認識する機会を提供するため、2023年1月16日及び1月20日に、株式会社北川鉄工所DX戦略室室長の谷 誠 様、経営管理本部の権代 照吾 様をお招きし、「企業現場の実際設計実務-（株）北川鉄工所の事例紹介-」と題したご講演を賜りました。

なお、近畿大学と府中市は、2021年に締結した包括連携協定に基づき、府中市における「ものづくり」の再生・活性化を目指しており、本講演会はこの協定に基づいて実施されました。

講演では、企業で活躍されている機械設計エンジニアの方から、実際の業務内容やキャリアアップの流れだけでなく、エンジニアに求められる資質・能力などを伺ったほか、今後の就職活動に対する貴重なサジェスチョンをいただきました。この機会が、学生皆さんの学修に対するモチベーション向上に寄与することを期待しています。