大学院講義科目「実践技術者倫理」特別講演を開催

2022.05.23

  • 研究 教育

大学院システム工学研究科では、技術の二面性を考えることができる技術者の育成を目指し、講義科目「実践技術者倫理」を必修科目として開講しています。本科目では、技術者倫理に関するいくつかの事例について、講演聴講、グループワーク、ディベート、プレゼンテーションを通して、技術者倫理を実践的に学修します。

令和4年5月14日(土)に、日本における自動運転ベンチャーの先駆けである(株)ティアフォーの須永泰由様に、特別講演をしていただきました。須永様は、現在、CSTO(Chief Safe Technology Officer)室に所属され、自動運転の安全設計、自動運転車の安全運用、実証実験の安全・法規適合性確認などに取り組まれております。「自動運転車の現状と課題・倫理」と題された講演では、自動運転車の概要や技術動向に始まり、安全や倫理に至るまで、自動運転車に関する幅の広いお話を頂きました。

講演後の質疑応答の時間では、聴講学生からの質問が止むことのないほどで、大きな関心が寄せられたことが伺えました。今後、履修学生は自動運転車の倫理に関するディベートの準備・討論を通して、倫理的な見地からの技術開発のあり方を考え、技術者としての倫理観を涵養します。

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