【マツダ株式会社】工学部情報学科 専門科目「組織活動と情報システム」第5回特別講演を開催

2021.12.10

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11/30(火)、情報学科の必修講義「組織活動と情報システム」で、5回目の特別講演が開講されました。「組織活動と情報システム」では、毎回、情報システムに関わる様々な産業の最前線でご活躍中の方々を外部講師としてお招きし、最先端の情報技術や利用者側の商品開発・経営マネジメントに関する実践的な内容をご講演いただいています。

今回は、マツダ株式会社 人事本部 人材開発部 主幹でマツダ工業技術短期大学 副校長の森 武志 様を講師としてお招きし、「Mazda Way」という演題で、ご講演いただきました。

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講義の前半は、マツダの歴史や、目指すブランド価値経営、コーポレートビジョンやブランドスローガン「Zoom Zoom」へ込められた意味など、マツダ株式会社の概要をご説明いただき、マツダへの造詣を深めることができました。

講義の後半では、マツダグループが掲げている、仕事を進めるうえでの考え方「Mazda Way」についてお話しいただきました。Mazda Wayとは「誠実、基本・着実、継続的改善、挑戦、自分発、共育、ONE MAZDA」の7つのキーワードで構成されており、それらはマツダの長い歴史の中で受け継がれてきた仕事への考え方や価値観を集約したものです。歴代の経営者の語録などを振り返り、大切にしてきた価値観として後世に残すために考えられ、マツダグループの成長や人材づくりの基盤となっています。

その後、サークルや会社等、実際に身近に起こりうるチーム内でのトラブル事例が紹介され、各事例の中で「①事例の中で誰のどんな言動が問題だと思うか?」、さらに「②その言動についてMazda Wayに沿うとしたら、どういう言動があるべき姿であるか?」、その上で「③言動を変えると、どんな結果・効果になると想定されるか?」の3点を、グループディスカッション形式で検証・発表を行いました。

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事例①については「Aさんの当事者意識や、お互いの情報共有が不足していたと思います。これはMazda Wayの誠実、また、共育に当てはまり、それらに沿って他人まかせにせず、連携してコミュニケーションをとっていれば、最悪の自体は避けられたと考えます」といった意見が発表され、事例②では「まず、Dさんがひとりで作業をすすめてしまい、確認を怠っていたことが大きな問題です。Mazda Wayの考え方、基本・着実に沿って進めていくべきだったのではないかと結論に至りました」等、その他様々な意見が出ました。

どの事例も実際に起こりえるものであり、これから社会へ進出していく学生のみなさんは、このディスカッションを通して、改めて身が引き締まる思いだったのではないでしょうか。

また、講義の最後にまとめとして、「応募する企業の知名度や営業利益なども重要ではあるが、入社前にはその企業の考え方や価値観に共感できるものか?という視点を持ってもらいたい。その上で、自分の行きたい道はどうであるかを考えておいてほしいことや、学生生活の中で力を入れて活動してきたことをアピールするのはとても大切であり、そのために自己分析が非常に重要である」、という内容で就活生へのアドバイスをいただきました。

マツダ株式会社 森様、ありがとうございました。