【ウォーディッシュ合同会社】工学部情報学科「組織活動と情報システム」第5回特別講演を開催
2020.11.30
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11/24(火)、情報学科の必修講義「組織活動と情報システム」で、特別講演の第5回目が開講されました。
「組織活動と情報システム」では、毎回、情報システムに関わる様々な産業の最前線でご活躍中の方々を外部講師としてお招きし、最先端の情報技術や利用者側の商品開発・経営マネジメントに関する実践的な内容をご講演いただいています。
今回は、ウォーディッシュ合同会社 代表社員で、近畿大学工学部 経営システム工学科(現:情報学科)卒業生の 三戸 鉄也 様 を講師としてお招きし、 「Conwayの法則」という演題でご講演いただきました。
講義の前半では、国内IT業界の総売上推移や採用状況などを元にした「情報産業の現状について」、また、「Conwayの法則」や「役職毎の役割、仕事内容、必要なスキル」「キャリアパス」などについてお話いただきました。サラリーマンとそうでない働き方で大きく異なるキャリアパスや、現在のIT業界はSEのみならず、プロジェクトマネージメントができるエンジニアが不足しており問題になっている現状などもご説明いただき、業界の今を知ることができる貴重な時間となりました。
講義の後半では、『WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)と組織構造が一致しない場合、どのようなことが起こるか』『それがソフトウェア業界以外だった場合、どのようなことが起こるか』の2つのテーマでグループディスカッションを行いました。
各グループより、「結果的に成果物はできるが、クオリティは下がると思う」「プロジェクトマネージャーへの負担が大きくなる」「製造業ではうまくいくのかもしれない」など、様々な意見が発表され、三戸様が学生の発表ひとつひとつに丁寧に講評して下さいました。
講義の終わりには、「今日の講義の内容に答えはなく、その分、疑問がたくさんあったはずです。これはどうなんだろう?と疑問を持って、そこからいろいろ考えていくのが大切です」と学生へアドバイスをいただきました。
講義を受講した情報学科3年生2名に講義の感想を聞きました。
Lさん「私たちのグループは、ディスカッションで、成果物は完成するけど、時間が大幅にかかるのではないかという内容で発表しました。講師の三戸さんもおっしゃっていましたが、今日の講義は答えがなく、どうしてかな?と疑問に思うことが多々あって、考えをまとめるのが難しかったです。今、自分自身がとある企画に携わっていて、これから組織をまとめていかなければいけないので、今日学んだWBSのお話をそこに活かしていきたいと思っています。」
Yさん「WEBにとても興味があるので、IT業界のリアルな話が聞けて、たいへん勉強になりました。具体的な事例なども聞けて、IT業界の解像度がぐっと上がりましたし、もっと知りたいと思いました。今日学んだことは、これからの就活などにも活かしていきたいです」
ウォーディッシュ合同会社 三戸 鉄也様、ありがとうございました。