ロボティクス学科 2019ロボットコンテストを開催

2020.01.24

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1月14日(火)、ロボティクス学科3年後期の必修科目「ロボット創成実験」で第5回近畿大学工学部ロボティクス学科ロボットコンテストを開催しました。
1チーム6、7人で「機械系」、「電気系」、「ソフト系」の担当を決め、3年生までに学んできたロボットの設計法・制作技術、センサ技術、プログラミング技術などの知識を統合し、一からロボットを設計・製作してきました。
今年度の競技内容は、制限時間3分以内に、各2枚ずつあるボルト、プーリー、スペーサー、ナットのカードの中から選ばれた部品をスタート地点から指定された枠内まで運ぶというもの。枠内に完全に収まった部品の数、完全ではなくても枠内に収まった部品の数で得点が決まります。コントローラーを使用した手動タイプのロボットでもOKですが、センサで部品を判別したロボットには加点が入ります。

機体の最終調整にも気合が入ります。

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最初にくじ引きで競技順序を決め、競技前の機体検査が行われました。今回の機体は幅200㎜以下、奥行200㎜以下、高さ300㎜以下のサイズで製作する必要があります。

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コンテスト開始です。
全12チーム、3DプリンタやNC切削機で製作したアームで部品を押したり、掴んだり、囲い込んで運んだり、それぞれ個性や工夫が見られました。

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配線の不具合で起動しなかったり、センサが反応しなかったりと、トラブルに見舞われたチームもあり、手に汗握る3分間でしたが、どのチームも大健闘でした。

1月21日(火)、成果報告会ののち、優勝、準優勝、技術賞、デザイン賞などの表彰が行われました。

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優勝したチームの皆さんです。ロボット名はBeetle。部品を押す先端部分をカブトムシの角に見立てています。

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勝因は、シンプルで無駄のない設計・製作を行った点だそう。機能的に動かすために必要最低限のデザインを設計し、モーターの固定にネジを工夫して使うなどし、製作時間の短縮にもつなげました。また、チームワークもよく、お互いによくコミュニケーションをとり、協力し合いながら製作を進めることができたようです。

皆、このロボット創成実験の授業が楽しく、ロボティクス学科に入ってよかったと口を揃えていました。
学生と先生との雰囲気もよく、楽しんで学んでいる様子が印象的でした。ロボットに興味がある方は是非、工学部のロボティクス学科へ来てみてください!