【情報学科】「組織活動と情報システム」第2回特別講演SAPジャパン㈱

2019.11.12

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10月15日(火)の情報学科3年対象の科目「組織活動と情報システム」では、SAPジャパン株式会社よりプラットフォーム&テクノロジー事業本部 プラットフォーム&テクノロジー営業部 立石 道生様をお招きし「ビジネス・業務を変えるデジタル変革について」を演題にご講演いただきました。同じく情報学科の「情報システム管理」という授業においても、SAPジャパン株式会社より特別講演していただいております。

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SAP社は、ドイツに本社をおく、ビジネス向けコンピュータソフトウェアの開発、販売やコンサルティングを行う業界トップシェアの企業です。近畿大学工学部情報学科では、SAP社の高等教育機関向け教育プログラムを授業に導入し、企業での実践的なシステム開発に活かせる知識を学んでいます。

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講演の前半では、具体的なデータにより日本型経営モデルの限界について説明頂き、その限界を超えるためのデジタル変革について、実例をあげて分かりやすく解説して頂きました。
講演の後半では、SAP社が活用する『デザインシンキング』とそれに基づいた問題解決の方法デジタル・プラットフォームについてご講義いただきました。

特に、これまでの日本の製造業は、生産現場での「カイゼン」活動で国際競争力を維持できましたが、そのビジネスモデルを変えることができないため、IoTやビッグデータを活用した「第4次産業革命」とも言われるインダストリー4.0に代表される次世代型ビジネスモデルの導入が進まず、その結果労働生産性が伸びていないというお話では、日本の置かれた状況と情報技術活用の重要性を知ることができました。

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ご講演後のグループディスカッションでは、『世の中に役立つデジタル・プラットフォームについてのアイデアを考える』というテーマを頂き、「デザインシンキング」の概念に基づいて、ディスカッションと発表を行いました。

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学生たちからは、身近な気づきから、日本が抱える社会問題をテーマにしたアイデアが次々と出ていました。
最後に、立石様より「失敗を恐れず、チャレンジし続けましょう。」とアドバイスいただきました。
立石様、ありがとうございました。