がんこフードサービス取締役副社長 新村先生による特別講義を開講

2018.12.21

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12月4日(火)、がんこフードサービス株式会社 取締役副社長の新村 猛様をお招きし、情報学科3年生の授業「組織活動と情報システム」の中で、特別講演会を行いました。

新村様は、和食・寿司店等を経営するがんこフードサービス株式会社の取締役副社長を務められていると同時に、国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間情報研究部門の客員研究員であり、立命館大学の客員教授も務められています。
そして、近畿大学の卒業生でもあります。(平成6年法学部ご卒業)

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今回は「サービス業の生産性向上と経営システム」の演題で、経営学(マネジメント)の観点からと、工学(エンジニアリング)の観点の両方から、実例を出しながらお話しいただきました。
サービス業の生産性を向上させるには、まずは"人間のフィジカルの変化を測ってデータを取る(観測と分析)"、つまり工学が必要であり、経営学の観点だけでは課題が解決できないといったお話もありました。新村先生ご自身、近畿大学では文系の学問を学んでいらっしゃいますが、後に大学院は、筑波大学大学院博士課程システム情報工学研究科を修了されており、文系と理系どちらの分野も学ばれています。

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ご自身の経験として、世の中に出ていくと自分の実力や努力では通用しないレベルの人はゴロゴロいて、「一流には勝てない」を思い知らされる機会があったのだそうです。そんな時、非凡人に凡人が勝つにはユニークな組み合わせしかないと感じられ、学生時代には「文系×理系」の選択肢を取られたり、現在も「ビジネス×研究・教職」を実践されており、これは、自分が置かれている立場に対して最も遠いところは何だろうと考えられた結果なのだといったお話が印象的でした。

最後に学生たちに「勝負は一生。一生が終わる時までに今のステージからどこまで登っていけるか。自分の人生を作っていってください」とエールを送っていただきました。

新村先生、ありがとうございました!

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