学生が「ひがしひろしま環境フェア2016」で小学生の夏休みの宿題をお手伝い

2016.09.06

9月を過ぎましたが、大学生はまだ夏休み中。
それぞれ、帰省、アルバイト、クラブ、ボランティア、短期留学や旅行など、有意義な長期休暇を過ごしていることと思います。

今回は、化学生命工学会に所属する学生のみなさんが、東広島市のイベントにボランティアとして参加した様子を取材してきました。
(※「工学会」とは―――近畿大学工学部の各学科に設置している、学生の自主活動組織。新入生歓迎会や工場見学、大学祭での模擬店の出店など、学生が主体となってイベントを企画・運営しています。)

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話を聞いたのは、化学生命工学科2年の林 秀昭くん(香川県立香川中央高校出身)と、同2年の渡辺 洋くん(新潟県立国際情報高校出身)のお二人です。

「僕たちが今回参加させていただいたのは、"ひがしひろしま環境フェア2016"という、地球温暖化対策や環境の保全について、市民・事業者に、広く関心と理解を深めてもらうことを目的としたイベントです。毎年7月に開催されていて、今年は、7月23日(土)に、西条中央公園グラウンドで開催されました。」

会場には、エコカーの展示、スマートハウスの紹介、ごみの分別体験など、エコをテーマにした色々な体験イベントがあったり、地元企業の出店する"飲食ブース"があったりと家族連れを中心に賑わっていたそうです。

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「僕たちは、体験企画として、"夏休みの自由研究相談"コーナーを出展して、小学生たちに自由研究のアドバイスをしたり、簡単な実験体験をしてもらったりしました。」
「エコがテーマなので、試薬を使った実験ではなく、酢など、身近なものでできる実験を用意しました。」

今回は、大学1、2年生を中心に、21人がイベントに参加したとのこと。

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――今回のボランティア体験はどうでしたか。

渡辺君
「準備は短期間ということもあり大変でしたが、"子どもたちが視覚的に分かりやすく楽しい実験にするにはどうしたらよいだろう"、そして、"子どもたちが実験をする上でケガがないように"ということを考えて、先生にもアドバイスをいただきながら企画をしました。」

林君
「僕は昨年もこのイベントに参加したので2回目でした。自分たちで出展内容を考えるのは初めての経験で、苦労しましたが、結果、当日は、僕たちのブースに50人前後(約20組)の来場があり、小学生たちが喜んでくれていたので、充実感がありました。特に、自由研究の準備・実施の流れや、研究テーマを考えるヒントを盛り込んだ"レポート"を用意して行ったのが喜ばれました。」

「後輩の1年生たちが、当日、色々と臨機応変に動いてくれて、対応力があることに驚くと同時に頼もしく思いました。来年も参加することになれば、彼らを中心に頑張ってほしいです。」

こうした工学会のイベントは、学年を超えた"縦のつながり"ができる良い機会でもあるようです。

化学生命工学会では、今後の活動として、10月29日(土)・30日(日)の両日で開催される大学祭「うめの辺祭」への模擬店の出店や、大学祭で出る廃油をバイオディーゼル燃料にする活動に取り組む予定とのこと。

今後も、地域に役立つボランティア活動への協力、頑張ってください!!