2月15日（月）、16日（火）と2日間にわたり、建築学科の卒業研究発表会を行いました。

今回、2日目の卒業研究発表会の様子を見て来ました。

会場には、先生方、同級生、先輩や後輩の学生がたくさん集まっていました。
建築学科の学生は「卒業論文」、「卒業設計」、「卒業制作」のいずれかの発表を行います。
卒業設計や卒業制作の発表は、学生が設計コンセプトなどについて5分間の発表をし、その後、5分間の質疑応答の流れで行われました。
学生にとっては4年間の集大成となる場と言うことで、素晴らしい発表が数多くありました。

市場 靖崇くん(広島県立竹原高校出身)は、出身地の「呉」の街の活性化をテーマにしました。
呉と言えば、造船の街として有名ですが、大きなスケールの造船業と住宅地を一体化するという提案に、先生からも称賛の声が！

ちなみに市場くんは、去年、400人以上もの応募があった「第9回JACS住宅設計コンペ2015」で最優秀賞の受賞経験があり、今回も素晴らしい内容でした。

他にも、県内の観光地「鞆の浦」や瀬戸内海にある、たくさんの野ウサギが住むことで知られる「大久野島」などを題材にしたものや、農業の高層化計画、鹿児島県にある桜島の火山灰を利用した火山灰ミュージアム 、喫煙スペースを隔てる壁など、様々。

質疑応答では、先生方からの鋭い質問や意見に対して、学生たちは自分の考えや建築に対する情熱をぶつけていました。

建築学科の学生は今までに数多くの設計コンペで受賞しており、今回の発表会でもレベルの高さを感じました。
これから社会人として建築業界にデビューする皆さんの活躍を期待しています。