電子情報工学科でドローンを使った研究がスタート

2015.12.21

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電子情報工学科の4年生が卒業研究で、ドローンを用いた「環境磁気計測実験」を行っています。

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最近、何かと話題になっているドローン。国家戦略特区として選ばれた千葉市では、小型ドローンを活用した宅配サービスなどを検討している例もあるようです。

そんなドローンを使った計測実験を行っているのは、電子情報工学科 計測工学研究室(廿日出ゼミ)の4年 藤田 裕二さん(香川県立善通寺第一高校出身)と笹川 友希さん(山口県・野田学園高校出身)です。

この研究はドローンに高感度磁束計(磁気センサ)を搭載して磁気を計測することで、例えば不発弾の検出や地中鉱物の発見などの応用を目指したものです。
今回は、ドローンにホバリングなど様々な飛行をさせて、地面に設置した磁石より発生する磁気信号及び磁気分布の計測を行いました。
笹川さんが設計し、3Dプリンタで作製した治具を用いてセンサやマイコンなどをドローンに搭載しています。

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計測工学研究室は、磁場の研究を専門に行っていますが、ドローンを用いることにより、人が近づけない場所でも磁気計測が可能になるということで、活用範囲が広がることが期待されています。

藤田さんは将来、「地雷探査や地下資源探索などに活用できるのでは!」と意気込みを語ってくれました。

今後、本研究がどのように発展していくか、乞うご期待!