在学生が先輩の生の声を聴く!第1回「リーダーズセミナー」を開催!

2015.11.20

近畿大学大学院システム工学研究科では、近畿大学校友会全国経済産業リーダーズクラブ(中国地区)ご協力の下、社会で活躍し、リーダーとして働いていらっしゃる近畿大学の先輩方をお招きし、大学院生を中心に学生の進路選択の参考になるご講演をしていただく「システム工学リーダーズセミナー」を開催しています。

20151109_readers seminner1.jpg

2015年度第1回セミナーは、11/9(月)、メディアセンターにて開催しました。開会にあたって、研究科長の白石 光信教授、校友会全国経済産業リーダーズクラブ 中国地区代表の古屋 慎一郎様より、挨拶がありました。

20151109_readers seminner-prof.siraisi.jpg 20151109_readers seminner-furuyashi.jpg
今回は、近畿大学工学部 工業化学科(現:化学生命工学科)の卒業生(昭和41年3月ご卒業)の京オ 昭氏をお迎えし、「私が歩んだ道」と題してご講演いただきました。

京オ氏は、工学部ご卒業後、県内の広告代理店に入社し、17年間営業職を経験された後に独立し、現在も代表取締役を務められている「株式会社 アド・キョウサイ」を立ち上げられました。同社は、"ミウラ折り"の技術の中国・四国・九州地区の総代理店でもあります。
また、私生活では、ボランティア活動、社会貢献により、藍綬褒章、旭日双光章の叙勲も受けていらっしゃいます。

20151109_readers seminner-kyousaishi.jpg
「すべては人との縁・つながりだった」---と、今回の講演は、その半生を振り返られるような、まさに「私の歩んだ道」というタイトル通りの人生談で、そして、そこから得られた教訓や今の学生たちへのメッセージを交えながらお話ししてくださいました。

山登りに励んだ高校・大学時代の話、就職、仕事一筋の"モーレツ社員"だった会社員時代、退職・独立、命がけの起業の話と、昨日のことのように事細かく覚えておられ、その誠実・実直な姿に、会社の社長や取引先からの信用を積み重ねていかれた様子がよくわかりました。

中には、失敗談やトラブルに巻き込まれた時の話もありましたが、モットーとしていくつか大事にされていることとして、「善いことはしなくていいので、悪いことはしてはいけない。嘘を言わない」、「継続は力なり」そして「後悔せず、納得できる道を!」と、どんな時も、人とのつながりを考えて動かれた様子のわかるエピソードをたくさん伺いました。

今でも、どこに行くにも30分前には到着、できれば一番乗りして相手の印象に残るようにされているという京オ氏。入社式に一番乗りで到着したり、仕事が遅くなったときには絶対に遅刻しないように会社のドアの前で寝泊まりしたりしていたことが、20~30代の時に勤めていた会社の社長の目に留まって、声をかけてもらえるきっかけになったという経験もあるそうです。そんな京オ氏から、学生たちへの最後のメッセージは、「とにかく入社式は一番に行け!」で締めくくられました。

20151109_readers seminner.jpg

講演終了後に、会場から退室する学生たちに、笑顔で声をかけていらっしゃる様子も、そのお人柄を表しているようで印象的でした。

人生の大先輩からの貴重なお話を聞ける「システム工学リーダーズセミナー」。大学院生のみでなく、学部生も聴講できますので、来年度は奮って参加してみてください!開催予定はHPでも告知します。

京オ様、学生たちの参考になるお話を、ありがとうございました。