ESDに関するユネスコ世界会議サブイベントに参加

2014.12.25

11月6日(木)、工学部の生物化学工学会(現・化学生命工学会)の女子学生が、岡山シティミュージアムで開催された「ESDに関するユネスコ世界会議サブイベント(テーマ:My ESD for the future we want!)」に参加しました。
環境省 中国四国地方環境事務所主催のこの大会は、9月22日と23日に開催された「ユニバESD大会」の本題となるイベント。9月に議論した内容や、それをさらに磨き上げたものが発表されました。(「ユニバESD大会」に参加した様子はこちら

---"ESD"とは、地球規模の「持続可能な社会」の実現に向けて、地球温暖化や飢餓などの問題に対し、行動を変革するための教育を意味します。---

当日は、大学生を中心とした青年層がskypeを含め100人以上集結。
本学から参加したのは、化学生命工学科3年の永岡 志穂さん(広島県立賀茂北高等学校 出身)。プレイベントとなったユニバESD大会に引き続き、今回の様子についてもインタビューしてきました。

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当日は、5つのグループに分かれ、それぞれが40分間、ESDに関する発表を行いました。名古屋大学や香川大学など、学んでいる環境も専攻する分野も異なる学生たちとの交流で、永岡さんは大変刺激を受けたそうです。なお、理系の私立大学では今回本学が唯一の参加になりました。

永岡さんのグループは、ESDの意味や考え方をどう広げて、将来へ繋いでいくかを prezi (プレゼンテーションソフトウェア)を使用して、発表しました。
ESD大会を通し、"ESD"には多種多様な考え方があり、突き詰めれば普段行っているボランティア活動や地域のイベントなど、身近なものすべてがESDであることに気付いたという永岡さんグループ。「環境」「文化」「地域」など、ESDキーワードの有機的な "つながり" を、一本のリンゴの木で表現しました。

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【 「ESD tree」 ・・・拡大すると、キーワードのリンゴの実が出てくる。そこから枝が次々に分かれてゆき、キーワードに関連する「エコカー」や「生物多様性」などがイラスト付きで表現される。】

「40分という時間の中で、自分たちの取り組みを発表するだけではなく、参加者とのディスカッションもあり、同じグループの学生と一緒になってその進行も行ったので、とても緊張しました。」

しかし、それ以上に、自分が頑張ったことを伝える事や、提案することができ、とても楽しくやりがいを感じたそうです。
また、この日の準備のために、メンバーとともに合宿も二度敢行。話し合いは深夜にまで及んだそうです。

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今回一連のイベントに参加するきっかけとなった、廃油のリサイクル活動については、「今後も続けていきたい」と語ってくれた永岡さん。他大学の活動も参考にし、引き続き工学会の活動に取り組んでいきたいそうです。

永岡さん、この度はお疲れ様でした。これからの活躍も、応援しています。