【学生受賞企画】HiBiSインターネットビジネスフォーラム2014で、最優秀ビジネス事例賞を受賞!その2

2014.11.26

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前回に引き続き、「第18回HiBiSインターネットビジネスフォーラム2014」にて最優秀ビジネス事例賞を受賞した、4年生の大谷さんにお話を伺った様子をお届けします。(前回の記事はこちらから)

---今回フォーラムで発表された「食卓コネクトサービス」ですが、具体的にSkypeなどのWebカメラを利用したものとの違いは何なのでしょうか。

「Webカメラを利用してビデオ通話ができるという点では似ていますが、SkypeやLineですと、アプリのダウンロードやインストール、プロフィール設定など、多くの作業が必要になります。WebRTC(Web Real-Time Communicationの略)技術を使えば、Webカメラとブラウザを用意するだけで、簡単に食卓同士をつなぐことができるんです。」

ボタンを押すだけで、あらかじめ設定されていた通話先につながる 。パソコンの操作に慣れていない人でも簡単に使用できるよう、この技術を採用したのだそうです。

一人で食事をするとネガティブ思考に陥りやすい、という話を聞いたことがありますが、大谷さんたちの提案は、情報工学の技術で、遠く離れた食卓同士のコミュニケーションを可能にし、互いのこころを満たすことができるんですね。
また、今回の発表では、自宅までお弁当を配達してくれる「配食サービス」も提案。こちらもプラチナ世代のことを考え、シンプルな操作で配食が可能な仕組みになっています。

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そして実は今回、大谷さんたちの提案は、ビジネス事例賞だけではなく、「総務省中国総合通信局長賞」と「NICT(独立行政法人 情報通信研究機構)賞」も獲得!
NICT賞の受賞は、来年の3月3日に開催される「起業家甲子園」への挑戦権を手に入れたことを意味します。起業家甲子園とは、全国の大学生や院生など起業家のタマゴたちがビジネスプランを競い合う大会。全国から10チームが出場できます。大谷さんたちは、甲子園に出場できるよう、さらに提案を進化させるのだそう。

「徐先生はじめ、ゼミの皆や福山大学の方々と沢山の意見を交わす中で、良い企画ができて、それが今回の受賞につながったんだなと思います。嬉しいですね。」

審査員の方からは、情報工学と心理学、お互いの領域の新しい視点から、ビジネスプランを考案したことが素晴らしい!と評価をいただいたそうです。

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もともとウェブサイト制作に興味があった大谷さん。独自のテンプレートでブログを作ったり、地元の美容院のHPサイトを手がけたりもしているのだとか!

大谷さん、ありがとうございました。これからも沢山の人たちと切磋琢磨しながら、情報工学の新境地を切り開いていってください!応援しています。