宮部浩幸准教授がデザイン監修を行った「兜町平和第五ビル」が2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。

2020.10.09

宮部浩幸准教授がデザイン監修を行った「兜町平和第五ビル」が2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。

グッドデザイン賞ホームページで、「関東大震災の年に竣工した銀行別館建物のリノベーションとファサード改修。ファサード改修は、大正時代の建築物の姿を伝えつつ97年の時間経過の中で加えられてきた様々な痕跡を残す方法を採っている。歴史性や象徴性を強調することない改修によって、長い間そこに建っていた建築物のまちに馴染んだ存在感を際立たせるものとなっている。約10haを対象とした地区再活性化プロジェクトに先立つハブとして、この比較的小規模な建物のリノベーションから始めているプロセス設計も興味深い。」と審査員が評価されています。

日本橋兜町は、明治以来、渋澤栄一翁が日本初の証券取引所や銀行を興した地歴を持ち、兜町第5平和ビルは大1923年に竣工されました。2019年には、31年前に覆われた外装鋼鈑パネルを取り外し、大正時代の姿を伝えるファサードへ改修を実施し、現在では、複合商業施設として稼働しています。

グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインの象徴として広く親しまれています。