奥冨利幸教授は、12月1日から2日に中国(寧波)の保国寺古建築博物館で開催された「2018 Academic Symposium on Cultural Heritage for Wooden Architecture」で講演を行いました。

2018.12.14

奥冨利幸教授は、12月1日から2日に中国(寧波)の保国寺古建築博物館で開催された「2018 Academic Symposium on Cultural Heritage for Wooden Architecture」で講演を行いました。
当国際シンポジウムは、中国の中国文物保護基金会の後援、中国建築学会建築史学分会、中国円明園学会、寧波市文化広電新聞出版局、上海交通大学、寧波市古建築博物館の共催により実施されました。中国、イタリア、アメリカ、スウェーデン、台湾、日本などから木造建築の研究者が集まり、研究発表をしました。会議では、木造建築の歴史、構造形式、保存・修繕方法、技術情報管理、日中木造建築の比較、木造技術の伝承方法、木造建築の彩色、大工道具、木造建築の設計原理、木造建築遺産のモニタリングなどアジアと欧米の木造建築についての様々なテーマについて、活発な学術交流を行いました。
奥冨利幸
教授は、「能楽演能空間の設計原理について-世阿弥の伝書と匠明の比較から」と題して、能楽が演じられた空間について、伝書や技術書からその設計原理を説明しました。日本からは、東京大学の藤井惠介名誉教授、京都大学の小松幸平名誉教授、竹中大工道具博物館の赤尾建蔵館長が講演しました。

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