奥冨利幸教授は、4月28日に東京の国立能楽堂で開催された公開講座にて、「能舞台のデザイン」の講演を行いました。

2016.05.07

国立能楽堂では、能楽の普及・振興のための事業として、昨年度より「能楽をより楽しむために」をテーマに能楽の仕組みや仕掛けを様々な切り口で紹介する講座を実施しています。そのうち、今回は、奥冨利幸教授が「能舞台のデザイン」の題目で講演を行いました。
講演では、国宝及び重要文化財に指定されている能舞台を取り上げて、その建築的特質や組み立て式能舞台の仕組を解説致しました。また、世阿弥の伝書から能舞台成立期の演能環境を分析すると共に、能舞台完成期の『匠明』の設計基準について解説致しました。本講座と連続して、次回の講座では、「能楽堂と時代」の題目で講演予定です。

DSC03453-thumb-300xauto-16116.jpgDSC03457-thumb-300xauto-16118.jpg