9/5(土)~9/6(日) 坂本昭教授が設計した太子町新庁舎の見学会が行われました。

2015.09.10

2015年9月5日(土)~6日(日)、坂本昭・設計公房CASAが設計を担当した太子町新庁舎の見学会が行われました。

協働と集いの場に
交流棟を住民に開放/防災拠点の機能も
 約60年ぶりに新築移転された太子町役場の新庁舎が完成し、5日、記念式典が開かれた。住民向けの見学会もあり、参加者たちは「和のまち太子」の新しいランドマークの誕生を実感していた。式典には、地元や国、県関係者ら約200人が出席。北川嘉明町長は「新庁舎が安心、安全の新たな拠点、協働の場となるように住民とともに息を吹き込みたい」とあいさつした。
 新庁舎は芝生広場を囲む「行政棟」「議会棟」「交流棟」の3棟で構成。鉄筋コンクリート造3階建てで、庁舎の延べ床面積は約7400平方㍍。総事業費は約41億円。行政棟は、列柱が配置された外観が重厚さを醸す。議会棟は中庭に面した扉がガラス張りで、議会以外にもイベントなど多目的な利用を予定する。交流棟は1、2階を地域交流館として住民に開放。学習や読書のほか、各種講座や料理教室などが開催できるスペースも備える。災害時の防災拠点として、雨水貯水槽や備蓄倉庫を設置。帰宅困難者らの一時避難所となる大屋根もある。
 9月5日の見学会には住民約1300人が訪れた。70代男性は「いろんな機能を詰め込んで迷いそう」。子育て中の30代女性は「たくさん増えた交流スペースをぜひ利用したい」、福祉関係の仕事をする30代男性は「高齢者の居場所づくりに活用できれば」と話した。19~23日の連休を利用して旧庁舎から引っ越しし、新庁舎での業務は24日から始まる。
 【 2015年(平成27年)9月6日(日)神戸新聞朝刊 わがまち西播24面より 】

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(写真)坂本昭教授が見学者に説明を行っているところ

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兵庫県太子町(新庁舎建設)