国際交流/海外研修プログラム

世界とつながる医学を学ぼう。早期から語学を習得できる教育プログラムと、充実した留学制度で、グローバルに活躍できる医師をめざす。

医学部独自の国際交流プログラム

国際基準の医療を学び、グローバルに活躍できる医師を育成

国際基準の医療を学び、グローバルに活躍できる医師を育成

近畿大学医学部では、成績優秀かつ人物的に優れた学生に対して国際的に通用する医師の育成を目的とした「医学部海外研修プログラム」があります。語学によるコミュニケーションスキルの向上だけでなく、世界の医療業界を自分の目で確かめ、体験することは次世代の医師育成に欠かすことができません。アイオワ大学にある複数の研究室から自分の興味に基づいて研究室を選択し、基礎研究を追究します。世界レベルの研究室を経験することで将来の医療を担うグローバルな視点を持った医師育成をめざします。

コース概要

コース 北米コース
実施大学 アイオワ大学(アメリカ)
対象 医学部生2~4年生
人数 3名程度
期 間 8月の夏期休暇中の約1カ月
  • 旅費・宿泊費などの研修費は大学負担

アイオワ大学海外研修プログラム参加学生インタビュー

研究に打ち込む面白みを得た
アイオワでの4週間が、学ぶ姿勢や
将来のビジョンに大きく影響しました

磯矢 嵩亮 Name name 医学科[5年] 京都府・洛南高校出身
磯矢 嵩亮
Takaaki Isoya
医学科[6年] 京都府・洛南高校出身

マウス心筋細胞のエネルギー源とアミノ酸・脂質と関連を示す予備実験

僕を受け入れてくれたラボは2型糖尿病の心血管への影響を研究をしていて、ポストドクター(博士研究員)の指導のもと研究活動に励みました。同僚たちの研究・勉学へのモチベーションの高さには驚き、刺激をもらう毎日。前半は「カニュレーション」という体外循環を行うときに使用する体内挿入用のパイプでマウスの血液の送血や脱血をする技術の習得を試みました。大人のマウスの心筋細胞はダメージを受けやすいため繊細な技術を要します。実験に成功したのは1度のみで、あと少し猶予があれば小さな論文が書けるような成果が得られたと、名残惜しく思いました。後半は大学で開催される各種セミナーを積極的に聴講し、糖尿病や疫学についての見識を深めました。英語でのプレゼンテーションや聴衆の学ぶ姿勢に刺激を受け、この4週間で今後のビジョンに大きく影響するような経験ができました。

1週目 マウスの心筋細胞分離のためのカニュレーションの練習。電気泳動やウエスタンブロットなど都島先生の実験の下準備のお手伝いなど。
2週目 カニュレーションから得た心筋細胞の代謝の計測実験。3回の代謝計測から1回の計測に成功。朝から夕方まで研究活動に没頭する毎日。
3週目 実験作業にも慣れ、午後からは研究者向けセミナーの聴講に向かう。英語による流暢なプレゼンを前に、自身の語学力不足を痛感
4週目 オフの日にシカゴを訪れるなど充実した時間を過ごす。4週間を通して得た人とのつながりに感謝の念を抱き、帰国準備。

休日の過ごし方

レンタカーを借りてアイオワの街をドライブしたことが良い思い出。ワイナリーなどを訪れアメリカらしい休日もエンジョイ。

医学を通して世界の広さ、
多様性を学ぶとともに、基礎研究への
探究心が生まれた留学でした

山口 実賀 Name name 医学科[4年] 大阪府・大谷高校出身
山口 実賀
Mika Yamaguchi
医学科[5年] 大阪府・大谷高校出身

盲目や難聴における電位依存性Ca2+チャネルに関する疾患と新薬の開発

私は1カ月を通して、網膜の光受容細胞にあるCav1.4(カルシウムチャネル)のあるドメインの配列と、エクソンの特定領域の塩基配列との関係を調べる実験に携わりました。このプロジェクトから、マウスから網膜細胞や内耳の有毛細胞を取り出す技術や一般的な遺伝子のクローニング(クローンの作製)まで多くを経験することができました。専門英語が飛び交うラボの中での活動は私にとって容易ではありませんでした。ですが、他のメンバーの方々が丁寧にレクチャーをしてくれ、私に実験を一任してくれたときは、ラボの一員として尊重されていることを感じ、精一杯取り組むことができました。臨床医をめざす私にとっても、何か基礎研究にかかわり続けたいと考えるようになりました。今後の自分の財産となる貴重な経験をしたと思います。

1週目 生齢5週目の小さなマウスから細胞を取り出す細かい作業を習得。知識を整理するため実験手順を英語で調べ、実験を進行。
2週目 細胞を培養する際に想定していない箇所にコロニーができてしまい、正しいコロニーとの判別が困難なため実験計画を修正。
3週目 問題点を洗い出し、打開策を考えるため初心に戻りバーチャルで配列を確認。可能性を見つけたため異なる酵素を用いて再実験。
4週目 タンパクを精製する最終段階。最終結果まで進んだものの、思うような成果を得られず研究の楽しさと難しさの両方を学ぶ。

休日の過ごし方

美術館や教会、すぐ近くのダウンタウンにあるカフェやバーを訪問。ラボのメンバーとのランチタイムもとても楽しい時間でした。